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【Flow Assistant活用例②】売上進捗確認の効率化

TOPICS:

1. 問題点: 時間がない…把握できない店舗の現状
 
2. 方向性: データを「閲覧しない」という選択肢

3. 解決策: 売上進捗を定期報告するFlow Assistant
 

Busy

1. 問題点: 時間がない…把握できない店舗の現状

店舗業務の大前提として売上管理は必須です。日次で設定された売上目標を達成するために、その進捗管理と対策、実行を行い、その検証と改善も考えなければなりません。
さらに、販売・接客、在庫確認、棚整理・補充、荷受・検品、発注、清掃、スタッフ指導・研修、報告書作成…店舗業務は非常に多岐に亘ります。

これらすべての業務を、限られた時間に限られた人数で回さなければなりません。日々の業務の中で、その時々の店舗状況を把握することは非常に困難です。

店舗分析システムがあったとしても「分析画面を都度確認する時間はない」ですし、「そもそも売上は店頭のPOSで確認できるからそんなシステムは不要」と思われる企業様が多いかもしれません。

本当にそうでしょうか?

売上実績や購買件数と共に、目標額や達成率、平均客単価・平均購買点数などを確認できるスマートレジが最近多いので、売上まわりの数値はそこで事足りるでしょう。しかし、それら売上をもたらすお客様はどこから来たものですか?来店客数、いや、その店前を歩いている通行人の中からやって来たものです。それらの数値も追わなければ、根本的な店頭対策の施し様がありません。

お客様の来店状況は把握できていますか?購買率はどのように推移していますか?来店客数に対する接客の割合は?それらの数値の昨日や先週との対比は?昨年対比は?

POSデータだけでは拾うことができないこれらの数値を、来店計測ツールなどの別システムを都度確認するのは時間が掛かります。そもそも「都度確認する時間はない」のですから尚のこと、です。

では、どうすれば良いのでしょうか?

2. 方向性: データを「閲覧しない」という選択肢

とにかく店舗には時間的・物理的な余裕はありません。しかし売上の現場は間違いなく店舗にあります。そして店舗には有用なデータが数多く存在します。活かさない手はありません。

FLOWからの提言、それはデータを「閲覧しない」という選択肢です。

StoreManager(モバイル端末があれば店舗データ利活用が飛躍的に向上します)

近年の日本国内の小売業では、店舗スタッフの業務にモバイル端末を活用する動きが活発化し、普及が進んでいます。店舗スタッフの効率と生産性を向上させ、顧客のショッピング体験全体を高めるために、モバイル技術を採用しています。

在庫管理が良い例です。モバイル端末でバーコードを読み取り、在庫状況をリアルタイムに把握することで、在庫データの精度が向上し、欠品や過剰在庫のリスクを低減している企業も多いことでしょう。
また、店舗スタッフが売場で商品情報や顧客データにアクセスできるようにするなど、顧客サービスのサポートにも活用されているケースが増えています。これで顧客サービスのレベルが向上し、顧客が必要な情報をタイムリーかつ便利に受け取ることができます。

つまり、店舗スタッフの作業効率と生産性向上の観点と、お客様の買物体験改善の観点から、店舗業務にモバイル端末を使用するケースが増加しているのです。

この環境を使って、モバイル端末に店舗状況を定期的にお知らせすることができれば、店舗スタッフは分析画面を都度閲覧する必要がなく、要点だけを確認でき、売上達成や売場改善の策を講じることができます。
データの「分析画面を確認する」のではなく、データから「進捗状況を報告する」ようにすれば、業務の手を止めることなく、作業効率は上がり、生産性も向上します。

3. 解決策: 売上進捗を定期報告するFlow Assistant

データから「進捗状況を報告する」ようにするためには、店舗データを統合・集計して整理し、その結果を手元に届ける仕組みが必要です。
Flow Solutionsが新たにリリースした機能Flow Assistantは、この仕組みを提供するものです。

データ活用プラットフォームFlowは、人流・売上・スタッフ管理・天気などの店舗データを収集・統合して可視化します。それらのデータから、売上進捗に関するデータをピックアップし、チャットBOTの要領で定期的に配信し、店舗スタッフはモバイル端末で受信、売上状況が一目で把握できます。これがFlow Assistantを使った「店舗データの利活用」の一例です。

flow_assistant_case2-1
(モバイルに自動配信される売上進捗報告例。状況が一目でわかります)


仕組みは至って単純ですが、これまであるようでなかった機能です。なにより、売上進捗と店舗状況が手元のモバイル端末に届くので、業務の手を止めることなく、店頭でどうするべきかの判断速度が上がることは間違いありません。

その他、Flow Assistantは様々な用途で店舗データの利活用が具現化できます。


ユースケース① 店長「店舗行動の軌道修正を効率化」
課題: 日次/週次/月次の目標売上が下回っている…

解決: 店舗データの売上KPIをFlow Assistantが注視。変動に応じた具体的な行動提案をリアルタイム配信

効果: 目標設定に向けた施策が明確化。軌道修正が効率化


ユースケース② エリアマネージャー「KPI改善を活性化」
課題: 担当店舗ごとの業務指導に手間が掛かる&リアルタイムに行うことが難しい…

解決: 店舗ごとにどのKPIが低迷しているのかをFlow Assistantが検知。アラート発信や改善タスクの割当てを設定

効果: 店舗で異なる状況の変化に応じた改善を、データドリブンに実現


ユースケース③ 本社営業・マーケティング部門「実績データに基づいた調整=ROI最大化
課題: 実施中のプロモーション企画の進捗が知りたい…

解決: 全店舗の売上やKPI実績値をFlowが集計。Flow Assistantが結果報告を定期配信

効果: 都度集計が不要に。状況を確認後、企画進捗に応じた打ち手を店舗に指示=ROI向上

 


Flow Assistantの設定は簡単で、どのKPIがどのような状況になった場合、いつ、だれに、どんなメッセージを配信するかを選択することができます。またテンプレートもご用意しているので、イチから設定することなくすぐに始めることも可能です。

また、Flow Assistantはデータソースを選びません自社で既にお持ちのデータ群と連携させることで、様々な店舗データや基幹システムの情報をトリガーとしたメッセージを配信することができます。たとえば、来店客数データと在庫管理データを連携すれば、店舗の来店客数傾向を参照しながら在庫状況を捉え、その過不足をアラート配信することも可能です。


【Flow Assistantの受信ツールはモバイル・アプリFlow for mobileが便利】

Flow for mobile

Flow for mobileは、Flowの基本的な情報閲覧はもちろん、Flow Assistantのメッセージを受け取るチャット機能などを実装しているので、いつでも・どこでも、店舗データの利活用が実践できます。



<Flow Assistant活用例シリーズ>
活用例①売上向上の改善行動を提案
活用例③人時生産性の向上

【ユースケース】データドリブンな店舗と店長の1日



FLOWはこれまでも、店舗データの利活用による売上向上・業務効率化・顧客満足度向上をサポートして参りました。これをさらに推し進めるために開発されたFlow Assistantは、小売業の店舗経営を大きく進化させるものです。


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■ Flow Solutions 会社概要

株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。
リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。