来店率や入店率、キャプチャーレートとも呼ばれるこの値。
この値を知ることは、今ある店舗のパフォーマンスの測定だけでなく、店舗立地を選択する上でも役に立ちます。
「店舗前にどれだけの通行量があるのか?」
「入店客の数は?」
これらの数値を正確に把握していますか?
TOPICS:
1. 来店率の出し方
2. この値を知ると、どんなメリットがある?
3. 来店率を上手につかう為に

1. 来店率の出し方
「来店したお客さま」の数と、「お店の前を通る人」の数を使い算出します。
来店率=来店客数÷店舗前の通行人数
通行人数も来店人数も、その計測方法は、従来からの手動による計測方法だけでなく、テクノロジーの進化にともない、人数計測専用カメラやネットワークカメラを使う方法など様々なものがあります。
Wi-FiやBLEを使った計測、熱感知センサーなどなど...。
それぞれの分析ソリューションにはメリットとデメリットがあり、そのロケーションに適した技術を選択する必要があります。
特徴については、
こちらの技術比較ガイドをご活用下さい。

2. この値を知ると、どんなメリットがある?
どのウィンドウディスプレイ、または店舗入口ディスプレイが、最も
顧客を店内に導引することに影響したのか、どの時間帯のスタッフによる呼び込みが効果があったのか、など施策の影響を数字によって知ることができます。
そしてそこから、更に今後の施策が打ち出せるようになります。
・どの色/デザインが最もお客様の興味を引き付けたのだろう?
・どの商品が最もお客様の興味を引き付けた?
・特定の商品や色は特定のシーズンに対して有効?
・来店客数を増やす為に、どのくらいの頻度でディスプレイを変更することが望ましい?
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3. 来店率を上手につかう為に
入店を促すアクションを起こす前に知っておきたいのは、今のお店の正確なパフォーマンスです。
「今現在、何人が店舗の前を通行しているのか?」
「そのうち何人が、その時間に入店したのか?」
という今、店舗前または店舗内で起こっている値です。
そして、この来店率を継続的に計測し、今だけでなく過去にさかのぼった数字も含め、店前の通行人が入店に及んだのか、そうでないのか、曜日や天候、近隣のイベント等によって数値にどのような変化があったかを正しく把握していきます。
・特定のシーズン(クリスマス、お盆、ゴールデンウィー ク等)に、どんな店舗前通行量のパターンを持っている?
・特定のシーズンに来店者数はどう推移している?
・デパートやショッピングモール内では、どのフロアに一番多くの来店者が訪れている? そのパターンは? |
客数の変化の傾向をつかんだら、入店を促すためのアクションを起こします。その前後の来店率を比較することで、そのアクションが効果的なものであったのかどうかを検証していきます。
お客さまにとっての選択肢はかつてないほど増えており、買い物体験についての期待が高まっています。いま、実店舗に必要なのはパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)です。
フローソリューションズの小売分析プラットフォームFlowは、POSデータ、来店カウター、防犯IPカメラ、WiFiアクセスポイント、などの重要IoT機器によるデータを統合します。
「お客さまが実際に店舗をどのように利用されているか?」という『今のお店のパフォーマンスについて』正しく見える化することをお手伝いします。

入店率を含め、小売店舗運営で知りたいKPIが最新技術で見えるようになっている昨今、データを活用して店舗のパフォーマンスを高めていきましょう。
「来店計測はやりたいけど...」
「機材が高い」「手軽に試したい」などのお声に答えて!
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■ Flow Solutions 会社概要
株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・800店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。
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