データ活用のヒント

小売店舗の購買率とは?なぜ重要?5つの質問で理解を深めます

入店されるお客様を、どの位「購買者にできた」もしくは「出来なかった」を数値化したこの購買率(コンバージョンや購入率、買上率、転換率とも呼ばれます)は、目になかなか見えづらい店舗のパフォーマンスを評価する方法として注目されています。


購買率=転換率=コンバージョン=購入率=買い上げ率???
どれも同じ意味合いで使われるこの指標、売上を上げるために最も近道となる重要指標であることをご存知ですか?
 


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TOPICS:

1.  購買率とは?

2. 購買率の算出方法は?

3. この値を知ることで、どんなメリットがある?

4.購買率を上げるには?
 
5.貯まるデータをどう使っていく?
 
 

購買率
1. 購買率とは?

入店したお客様のうち何人が購入に至ったか?という割合のこと

「売上」は様々な視点から算出できますが、その構成要素の一つが購買率。
まず一般的に知られている売上式から、因数分解をして購買率がどう関わっているのかを見てみましょう。


一般的な売上式:
売上=購買客数✕客単価

購買客数は入店客数✕購買率ですので

売上=入店客数✕購買率✕客単価

と書き直すことが出来ます。

毎時間入店されるお客様を、どの位「購買者にできた」もしくは「出来なかった」を数値化した、この購買率は目になかなか見えづらい、パフォーマンスの評価方法として、注目されています。

 
 
 

2. 購買率の算出方法は?

入店客数と購買客数を把握することで導き出せます。
取引のあった購買客数を入店客数で割った値に100をかけます。

例えば、100人の入店者数があり、そのうちの51人が購入したとします。
すると、51÷100=0.51
 
購買率は 51%となります。

 
  
 

3. この値を知ることで、どんなメリットがある?

店内をどれだけ有効に活用しているかを可視化することができます。

 
顧客サービス・マーチャンダイジングの業績を評価するのに、大変適しており、誰の目から見ても公平に、かつシンプルに数字による評価ができます。

その為、スタッフへの指導も客観的で説得力のあるものになります。
 
 
仮に入店客数が増えていないのに購買率をアップさせることが出来たとしましょう。

入店者数が増えていなくても購買客数を増やせたということであり、店内でのパフォーマンス向上が売上に繋がったということを表します。
 
反対に入店者数は多いのに購買率が低く出たとすれば、購入に至るまでの顧客サービスがうまく機能していないことを示します。

スタッフの再指導、マーチャンダイジングの見直しをして、数字に基づいてPDCAを回していきます。


 
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KPIデータ向上

 

4. 購買率を上げるには?

・来店されたお客様に対して買っていただく確率を増やすこと。

・顧客ロイヤリティーを高め、来店頻度を上げてもらうこと。
 
定期的に入店者数と購入者数を測定し、プロモーション変更の都度、その前後の購買率をデータ比較していきます。入店カウンター(トラフィックカウンター)を使うと、正確で継続的な安定したデータを利用することができます。

具体的な施策としては、お客様が購入したいと感じる空間を作ること。レイアウト、POPの活用、実空間を利用してブランド観を提案するVMD、店舗内を長く回游していただくための導線作りが挙げられます。

メールや郵送でのアフターフォローや情報提供で、店舗やブランドへの愛着心を高めます。



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その結果を効果測定として評価できる様になっています。

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3.
データをどう使っていく?


データは蓄積年数を重ねるほど、店舗の傾向値を読み取ることができるので有用です。

せっかく購買率をはじめとした店舗のデータは、貯まってもそのデータが散在しており収集に時間を要したり、そのデータの見え方が理解しにくい様では実用化に至りません。

データは、見やすくて、企業スタッフ全員が共有できるもの、そして何より現場店舗で使える事が重要です。

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株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。
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