【この記事のまとめ】
データは単に計測するだけでは意味がありません。活用することで店舗運営を改善できます。システム導入後はデータに基づいたアクションが必要で、そのためには適切な人材教育が欠かせません。
Flowカスタマーサクセスチームは、今回のような「データ活用の勉強会」や、「Flow Academy」「インターコム」を通してお客様のデータ活用をサポートしています。
トゥミジャパン合同会社
TUMI〈トゥミ〉は、1975年の創業以来、優れたデザインと卓越した機能性を追求する、アメリカ生まれのインターナショナルライフスタイルブランド。ビジネスバッグやキャリーケースをはじめとした、グローバルなライフスタイルを提案しています。
トゥミジャパン合同会社様は、店舗DXを推進されており、来店計測カウンター設置によるデータ計測に加えて、カウンター設置が難しい店舗さまにFlowクリッカーを導入いただいています。
今回は、サービス未導入店舗を加えての勉強会でしたので、前半では「店舗データとは」「店舗データがなぜ重要か」といった概念からお話しました。
そして後半、Flow(フロー)のダッシュボードを使って店舗の実数値を見ながら、来店客数データとPOSデータの連携から見える「店舗パフォーマンス」を、参加者全員で把握するという流れでFlow操作の方法をご説明しました。
店舗データとは?店舗データがなぜ重要?
データを最大限利用する企業とデータを活用できない企業とでは収益が60%変わると言われています。*1
店舗のデータが様々なKPIとして示される中、売上を確実に向上させるためには、会社をあげて優先すべき指標を特定し、データを見ながらPDCAを回して行くことが大切です。
KPIの目標設置方法と店舗施策例の共有と、Flowを活用しながらどのようにデータを追っていくと良いかのポイントをご紹介しました。
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店舗のデータ活用とは?利活用するための流れとポイントを解説
Flow(フロー)で把握する「店舗の状況」
弊社のダッシュボードFlow(フロー)の特徴は、視覚からパッと理解できる「直感的に見やすいデータ」にあります。
(Flow:数値はイメージです)
本部と店舗を結ぶコミュニケーション・ツールとなる「店舗データ」は、データに慣れている本部だけでなく、店舗スタッフも容易に理解できることが大切だと考えるからです。
特に現場の店舗スタッフが、グラフデータを見て、数値が高いとき、低いとき、「何が店舗で起こったのか?」を過去に遡り書き留めておくことができると、次の施策に役立ってきます。
この書き留める作業には、新機能のPulse(パルス)を活用することで、自動集計後グラフ化された定量データを見ながら、定性データを書き留めることができるので作業効率が良くなります。店舗パフォーマンスが一目瞭然となりますので、施策を打つべきKPIが自ずと見えてきます。
弊社のお客様の中に、Flowパルス機能(日報・月報・週報)を利用され、購入率を3%伸ばしたお客様がいらっしゃいますが、前週や前月のレポートを見ながら施策改善に集中し、PDCAを回し続けるといった使い方をされています。
(Pulse「週報」:数値はイメージです)
来店動向のグラフは、店舗業務の効率化に欠かせませんので、積極的に利用していただきたい機能です。
来客のパワーアワー/ピーク時間帯を見ることで、店舗の在庫管理業務の時間帯を調整したり、来客の数に合わせたスタッフの配置などに役立てることが出来ます。店長業務を悩ませるスタッフシフトの作成に最適です。(CSVダウンロードも可能)
(パワーアワ:数値はイメージです)
Flowクリッカーをご利用いただいている店舗様からは、「手動計測が自動集計になったことで時間の効率化が図れた」「他のKPIもクリッカーで計測したい」との声が寄せられました。
また、「ひと目で分かるグラフ機能が店舗スタッフへの説明に役立っている」「もっと活用の幅を広げていきたい」といったコメントや、次回の勉強会開催を希望される店長様の声も承り、「店舗データ」への関心と期待を感じる機会となりました。
今回の勉強会を通して、「店舗データは難しい」と感じている店長様にはデータとの距離を縮めていただき、分析に興味を持って利用いただいている店長様には、より深まる機会としていただけましたら幸いです。勉強会の機会をいただきましたトゥミジャパン合同会社本社担当の皆様、ありがとうございました。
私たちFlow Solutionsが大切にしているのは、データの閲覧を本社の一部門にとどまらせるのではなく、売上を生み出す現場である店舗でも、しっかりデータを活用していただくことです。
これからもFlowカスタマーサクセスは、店舗様のサポートをするために、様々な方法でコンテンツやサービスを提供してまいります。
■ Flow Solutions 会社概要
株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで90社以上・900店舗以上へのシステム導入と2,000以上のセンサー接続実績があります。 リテールデータ活用プラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。