「小売店舗の売上を伸ばす」「生産性を上げる」「顧客満足度を向上させる」ーーーこれらを改善するには、店舗の状況を把握することが大切です。
店舗の状況を把握には、金額や販売数、販売内容などの「売上」、商圏人口や店前通行量、来店客数、来店属性などの「人流」、取り揃えている商品の「商品在庫」、店舗従業員数やキャリア、シフト構成などの「スタッフ」、出店形態や店舗面積などの「店舗属性」、天候や気温などの「天気」、会員数やポイント利用状況、来店頻度などの「会員顧客」、売上目標や経費台帳などの「管理数値」など、様々なデータが存在します。
これらのデータは、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを使って収集し、経営改善に役立てる企業が増加しているものの、実際にKPI(重要業績評価指標)をダッシュボードで確認するなどの作業は、基本的に本社というケースがほとんどでしょう。
「情報量が多過ぎる」「店舗には販売業務に集中させたい」「店舗でデータ分析できる人間がいない」「データを都度確認・分析する時間は店舗には無い」などといった事情により、店舗でBIツール使うことはハードルが高いようです。
しかし、本社で分析された結果に基づく改善指示を全店舗に通達しても、それが全店舗に浸透し実行されるとはかぎりません。なぜなら、店舗ごとで状況や傾向は異なるからです。
データに基づく店舗改善は、それぞれの店舗で、それぞれの傾向値に基づいてなされるべきであり、店舗改善のポイントはまさに「店舗がデータを活かすこと」なのです。
一目見ればわかる店舗状況の可視化と、そのデータ傾向値に基づいた店舗行動を具体的に提案してくれるシステムがあれば、店舗の物理的・時間的な負荷は減り、改善行動にシンプルに反映され、店舗全体は大きく改善されます。
それでは、店舗がデータを活かすとはどういうものか。具体的なユースケースをご紹介します。
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とあるアパレル企業の店舗です。平均売上20万円台/日、平均客単価4,000円、平均購買率約15%。スタッフは常時2-3名体制で正規雇用とアルバイトによるシフト構成。商業施設にテナント出店しています。
店長・Aさんは32歳。新卒入社後2店舗をスタッフとして従事。3店舗目の大型店でコーナー長を経験し、昨年からこの店舗に店長として赴任。売上を伸ばすために日々奮闘しています。この店舗はFlowを導入済で、店前通行量・来店客数を計測し、売上POSと連携、スタッフ勤務データも定期的に取り込んでいます。
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Flowとは【店舗データ】統合・分析・行動提案を一元管理するツール
開店前に、前日データ&本日目標を確認
営業中 PM3:00に、売上進捗の通知&行動提案
売上進捗はPOSレジでいつでも確認できますが、逆に言えばPOSレジに行かないと確認できません。
閉店後に、売上結果速報&報告書準備
■ Flow Solutions 会社概要
株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。