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モバイルアプリで店舗分析データをチェック「もっと手軽に、早く」PDCAの回転を早める!ーFlow for mobileー

新機能Flow for mobileは、Flowのダッシュボードを利用して店舗データ分析を行われているお客様に、さらに便利にご利用いただけるサービスです。お客様の声を活かした製品の開発背景、機能紹介、そして今後の展望を担当メンバーに語ってもらいました。


 

目次
お客様の声から生まれたプロジェクト
新しい機能だからこそ、ある苦悩
『誰でも簡単に操作できて、分かりやすいこと』を重視
活用の想定シーン
 


Flow for mobile(左: プロダクト/プロジェクトマネージャー脇濱 右: モバイル・デベロップメント・リードAli)

 

お客様の声から生まれたプロジェクト



ーこのソリューションが開発に至った経緯を聞かせてください。

 

脇濱:
「これまでFLOWは、Webブラウザー版のFlowプラットフォームを提供してきました。モバイルでも同様のサービス提供は可能でしたが、支軸はWebブラウザーでした。
ある時お客さまから『現場は忙しくて、PCをバックヤードでチェックしている時間がない。そこを解決する何かがほしい...』という要望をいただきました。

『数字に基づいた運営をしたい』『トップからの指示をすぐに見たい』という気持ちがありながらも、『多忙な毎日の業務で精一杯』という現実があったんです。
せっかくリアルな店舗データを持っていながら、上手く活用いただけていない状況は、店舗にとっては大きな機会損失につながります。
すぐに持ち帰り、チーム内で思考に思考を重ねた結果、Flow for mobileのアイデアが誕生しました。」

Ali:
「私はパキスタンのデリで小売マネージャーの経験があります。その時に感じたのは、若い世代はソフトウェアツールに期待をしており、業務を効率化するソリューションがあれば利用したいと考えているということでした。

例えば、実店舗にいながらECサイトでの在庫管理システムを利用し接客の質を上げることや、来店客数を予測して店舗の準備を整えることなどです。
また、小売スタッフの中には、業務をきちんと管理していて、最新情報をできるだけ早く同僚と共有したいと考える人もいます。
日々生成されるデータを、必要なときすぐに利用できるよう保存することができれば、効率的で効果的なソフトウェア・ソリューションとなるはずです

多忙なスタッフが求めているアプリケーションとして、有用な情報をかんたんに提供できることを念頭に、Flow for mobileの開発に着手しました。」

flow for mobile



新しい機能だからこそ、ある苦労



ープロジェクトが進行する中でどんな事に苦労されましたか?

脇濱:
「お客様からいただいた声で始まったこのプロジェクトを進めるにあたり、最初から大切にしていたのが『現場で使いやすい』ことでした。

開発では、モックアップ版で何回も操作性を検証し、手数を少なくして必要な情報を得られるUI・UXが出来上がりました。『いよいよお客さまに、試験的ではあるもののお見せする機会がやってきました!』と、この時の苦い経験がその後は貴重な経験となるのですが、操作していただいた時に、期待していた反応が全く得られなかったのです。
アプリ操作の際、戸惑っている姿が衝撃的でした。『シンプルに作ったはず。しかしもっと手数を減らし使いやすさを追求しないといけない!』と思いました。
とはいえ新しい試みがゆえに明確な答えがなく、非常に難しい点でした。

既存のお客さまのフィードバックなどの意見を反映し、試行錯誤の末ついに、今回リリースのFlow for mobileを仕上げることができました。リリースした今も、まだスタートラインに立ったばかりと考えています。お客さまの声に耳を傾け、今後も改善を繰り返して参ります。」

Ali:
「モバイルベースのリアルタイムな接続をWebサーバーで実現するまでに、いくつかの困難に直面しました。Flowのモバイル・アプリケーションに統合するためには、多くの調整とカスタマイズされたアプローチが必要で、特に代表的なモバイル・アプリケーションのプラットフォーム(AndroidとiOS)両方のOSに合わせることが技術的な挑戦でした。

しかしトライ・アンド・エラーを繰り返しながらFlowのプラットフォームと柔軟に統合できるように、エンドツーエンドでのリアルタイム情報配信アーキテクチャの構築についに成功しました。

私は開発者として、常にカスタマー・ボイスを気にかけるようにしています。普段から脇濱さんを通して、ユーザーの要望を聞く機会が多いのですが、実際のユーザーがどう感じているのか、今後は自分自身も店舗に足を運んで様子を見てみたいですね。」



Flow for mobile

『誰でも簡単に操作できて、分かりやすいこと』を重視



ーFlow for mobileの開発において一番大切に考えたことは何ですか、またそのために工夫されたことは?


脇濱:
「ここ最近の社会情勢として、店舗で働く方の多様性が注目されています。年代、性別、国籍も様々です。Flow for mobileはそういった店舗で働く社員、パート、アルバイトの皆さまが使用することを想定してコーディネイトしています。

本部で働く方々や現場スタッフが本業に専念できるように、現場で使いやすいとはどういうことなのか?を考え、最終的に行き着いたのが『誰でも簡単に操作できること。』でした。このシンプルかつ当たり前、しかし難しい命題への取り組みを重視しました。

小売業務をサポートするべきFLOWが、働くスタッフの大切な時間を奪ってはいけません。シンプルかつ直感的なUIとUXを意識して、現場で活用いただけるソフトウェア・ソリューションを目指しました。」

Ali:
「本プロジェクトの目標は、『プラットフォームFlowにあるリアルタイムな大量のデータを、ユーザーにとって意味ある形に変換し、モバイル・アプリケーションで提供する』という技術的なインフラを作ることでした。
 
昨今、様々なことにリアルタイム性が求められるようになっています。これはユーザーの目に見える要求だけではなく、必要な一連の操作から、ユーザーに意味のある情報を即座にオンタイムで提供することも含まれます。ユーザーもそれを期待していると感じています。
 
私は、モバイル・ネイティブ・アプリケーションに接続し生産性を向上させた過去の自身の経験を活かして、プラットフォームFlowとモバイル・ネイティブ・アプリケーションを柔軟に統合し、リアルタイムで共有できるようなアーキテクチャを心がけました。結果、時代のニーズに則したアプリケーションを開発できたのではないかと思っています。」
 
Flow for mobile

活用の想定シーン



ーどんなシーンでお客様には使っていただきたいですか?
 
脇濱:
「Flow for mobileは、従来のFlowプラットフォームで提供されているKPI分析データに対して、モバイル環境からのアクセスはもちろん、データドリブンなコミュニケーションの実現も理想としています。そのために、必要な情報やタスクを共有できるチャット機能を実装しました。こうしたコミュニケーション機能は、データドリブンな店舗運営において非常に効果的だと確信しています。例えば、次のような利用シーンを想定しています。ぜひ試していただきたいです!」

《店舗と本部間》
  • 報告業務
  • 店舗への即時的なサポート

flow for mobile

《店舗内》
  • 従業員間のやりとり
  • 店舗業務の指示
  • 売り場とバックヤードとのコミュニケーション
《店舗間》
  • 商品在庫の確認
  • 店舗状況の共有


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もっと詳しくFlow for mobileについては   こちら

【関連記事】
◆ センサー不要?でも来店客の数をデータ化?ーモバイルを使うClickerとは



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■ Flow Solutions 会社概要

株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。

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