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飲食店の売上以外の分析から得た新たな気づき:来店計測ツール導入で店舗データを活用して次の施策へ

ウィズコロナで「客足が伸びない」という店舗の課題に悩む中、「店前通行量」のデータ分析を導入した飲食店『グランズー』様の事例を通じて、店舗データ分析の効果と、それに基づいた具体的な施策・挑戦をご紹介します。

目次

店舗の現状と課題について
店舗分析、「店前の通行量」測定…どう思ったか?
センサー設置、計測…そして見えてきたこと
データ取得からの改善策
まとめ
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クラフトビア・バー「グランズー」2019年5月末に神田川沿いにオープン。
2階にはクラフトビールの醸造所「カンパイ!ブルーイング」が併設されており、そこで醸造された出来立てのクラフトビールを味わいながら、ビールに合わせたこだわりのメニューを楽しめるのが特徴です。
今回グランズー代表横田様にインタビューをしました。
 


店舗の現状と課題について


 横田様

「コロナ以前は男性客だけでなく、クラフトビールを愛好する女性利用者も多く、外国からのお客様にも利用いただいていました。しかし、コロナの影響で全く来店がなくなりました。コロナにより生活様式が変わり、お客様の動きが変化している事を実感しています。

店舗オープン以来、客足の伸びが鈍いと感じています。

クラフトビア・バー

 

今回、グランズー様の集客という課題に対して伸びしろを見つけるため、JCBが主催する店舗支援プロジェクトの一環として「店舗前通行量」計測が行われました
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「店前の通行量」測定…
経験がないので、分からないことが分からない...


横田様
「今まで具体的な数値を手元に持つことは一度もなかったです。
現場ありきだったので、数字という意味合いとか、違った角度から店を動かす、というところに意識を向ける時間がなかったですね。

経験がないので分からない。分からないことが分からない!...そういう状態でした。
大手企業の様に専門部署があれば違うかもしれませんが、一般的に小規模事業者では、数値を分析して店舗運営することは難しいと思います。」

店舗分析
 左: グランズー 横田様 右: 弊社営業担当者
 
店内分析についてもっと知りたい方に、おすすめ記事はこちら
◆【店舗データ】活用するための流れとポイントを解説
 

センサー設置、計測…そして見えてきたこと


横田様
「データを見る前は感覚値として、週の初めは人が少なく、週の後半にかけて客足が伸びていくと思っていました。ピークは金、土、日曜と想像していましたし、昼は少なめなところから、夕方から遅い時間帯にかけて人が増えるイメージでした。

しかし、データを見てからは、土日より平日、夜より昼の方が人通りが多いとわかり、驚きました。」



【平日の時間単位の推移】

グランズー様 店前通行量データ
「Flow データより 時間帯別通行人の推移」

「天気により、『雨降ったら暇だね。お客さん来ないね』という感覚だったのが、データを見ると雨でも通行人数は増えていたり、明らかな減少はないんですよね。

最初は『分からないことが分からない。』からスタートしましたが、今は、次に何が起こるのか?を想像して対策をしていくことが必要だと感じています。

そういう意味で、数字を見て違う角度から店の運営を考えるということに、気づくきっかけになったと感じています。」


P1010174

 

データ取得からの改善策


横田様
必要な情報を取るためのツールは、今後も絶対に置くべきだなと感じています。
でも、ただデータは取って眺めているだけでは意味をなさないので、店舗を認知してもらう対策、つまり通行している人にアプローチしていくことを、考えたいところですね。

今後は、店に入った人の数や、男性女性、年齢なども見ていきたいですね。さらに色んなことが分かってくるかもしれません。」

「試しに、自粛期間解除後に、今まで17時開店だったものを、店舗前通行量に合わせて12時開店にしてみました。ネット上で告知しただけなので、まだあまり効果は出てませんけどね。(笑)でも認知も必要だと思っているので、やってますよの雰囲気を作るところから始めて数ヶ月は続けてみようと思っています。」

 

まとめ



「店舗を分析する」ことは時間的にも技術的にも難しく、店舗経営では売上だけを見ていたと語る横田様。
「何が分からないのかすら分からない」という状態から始まった『店舗分析』ですが、店前通行量の計測によって現状の傾向を把握し、次の施策として通行量に合わせて営業時間を変更するなど、データに基づいた施策に切り替わっています。


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■ Flow Solutions 会社概要

株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。 リテールデータ活用プラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。

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