2017年注目「インフルエンサーマーケティング」を有効活用するための3つのヒント
データドリブン・マーケティング〜店舗データを活用することの重要性〜
1.活用できそうなデータソースを特定する
各ソースからのデータで、マーケティングの過程を測定したり、活用できるものを特定します。
マーケティングに利用できる店舗データには、例えば以下のようなものがあります。
- 来店客数データ
はじめに書いたとおり、マーケティングの目的は顧客の誘導です。
つまり、何人顧客を引き込めたかが、マーケティングの結果を表します。
そういう意味で、マーケティングキャンペーンを行った後は、その後の来店客数を見て結果を知ることが必要です。
売上から店舗の営業活動の結果を見るように、来店客数からマーケティング活動の結果を知ることが同様に大切です。
- 顧客属性データ
属性分析では顧客に関する様々な情報が取得できます。
カメラを設置して人の顔を捉え、そこから、年齢,、性別,、ムード別分類、眼鏡の有無といった情報を割り出します。
Quividiの属性分析ソフトで来店客情報を明らかに! 来店客数がマーケティングの結果を表すのに対して、このデータはどのようなキャンペーンを行えばよいか、戦略を策定することに適した指標です。
来店客の属性分析をして、来店の多い属性に適したキャンペーンを行い、顧客を囲うことが可能になるのです。
2.データからペルソナを作成
マーケティングキャンペーンを実施するにあたり、「誰に」メッセージを届けるかということが重要です。
そこで、特定の客層にメッセージを届けるのに有効な「ペルソナマーケティング」というマーケティングの手法があります。
ペルソナマーケティングでは、実際に商品を購入するであろう架空の顧客像を設定し、その人に響くように、マーケティング活動を実施します。「ペルソナ」はその「顧客像」そのもののことを言い、なるべく具体的に設定していきます。
ペルソナの設定例
- 名前・年齢・性別など、基本的な情報
- 趣味や興味、週末の過ごし方
- 職業、部署、仕事内容
- 業務上の悩み、課題
- 朝の習慣
- ニュースや情報のチェック方法、よく見るメディア
闇雲にキャンペーンを打ち出すのではなく、ペルソナを事細かに設定してメッセージを発信していくことで、優先して作るべきコンテンツが明確になるはずです。
3.コンテンツをパーソナライズ
インターネットの登場によって消費者行動が大きく変わりました。
テスティーが、同社のスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を使ったインターネットリサーチでは、10代の55.7%、20代前半の58.9%が美容・ファッション情報の収集にスマホを利用しているというデータが出ました(2017年2月)。
このような結果から、今後CMや雑誌広告などで多数の人に同じメッセージを届ける従来のマスマーケティングは通用しなくなると予想されます。
このような背景から、個々の顧客に合わせたメッセージを届けるパーソナライズ・マーケティングが必要となってきます。
顧客が欲しい情報を、その顧客に適したメディアやツールで発信していくために、ここでも顧客の来店頻度や属性といったデータが役立ちます。
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マーケティングキャンペーンの実施と、効果測定にデータを利用するためのヒントをご紹介しました。
データを収集し、マーケティング効果を「見える化」していくことが改善のための第一歩です。