先日とあるお客様とお話しする機会がありました。
店舗で働くスタッフ様に店舗分析プラットフォームInSightを利用して、データを活用していただくための打ち合わせでした。
そのときに、お客様がおっしゃっていたことで印象に残ったことが、
「現場にとってわかりやすい言葉を使いたい」
ということ、そしてもうひとつが、
「社内でバラバラの用語を用いるのではなく言葉を統一したい」
ということです。
シンプルなことですが、とても大切なことだと思います。

①現場にとってわかりやすい言葉を使う
当たり前のことに思えますが、店舗で働くスタッフのデータ分析の知識は同じではありません。
わかりにくい専門用語を並べたマニュアルを渡しただけでは、いくら店舗のデータを見ることができても、活用するまでには至りません。
スタッフ全員がデータ分析の知識を身につけるための環境作りとして、易しい言葉を使い全員のレベルに合わせた教育をしていくことが大切です。
②共通の言葉を使う
数十〜数千店舗に及ぶ、大規模なデータ分析システム導入の際に必要なことが、共通の言葉をはじめに設定することです。
店舗によって違う言葉を用いていたり、その時々で使用する言葉が異なるのでは、データ活用が定着することはないでしょう。
また言葉だけではなく、共通の指標を用いるということも必要です。
店舗を比較する際には、当たり前のことですが、同じ指標・同じデータを収集していないと、比較はできません。
共通の指標と言葉を最初に決定し、それを周知させることが、分析をする前の第一歩です。
店長さんは日々売上をあげる様々な努力をしています。
来店分析はその店長さんを助けるためのツールです。
店舗で行動を起こした結果、それが購買率に影響したか。
来店客数の傾向にはどのようなものがあるのか。
お客様はどのゾーンに長く滞在していたのか。
歩行者をお客様に変えることはできているのか(=入店率は何%か?)。
トレーニングの結果、スタッフの販売力は上がったのか。
せっかく分析ツールを導入したのなら、それを現場で最大限活用しなければ勿体無いですよね。
逆に言えば、分析ツールは導入しただけで売上が必ず上がるというものではなく、しっかり活用して初めて売上アップに繋がるものなのです。
上で挙げた、
①現場にとってわかりやすい言葉を使う
②共通の言葉を使う
ということをまず初めに考えてみるのがいいかもしれません。

Flowの営業担当者はよく、店舗運営改善はダイエットに似ているとお客様にお話しさせていただいています。
体脂肪を測ることができる性能のいい体重計を手に入れただけではダイエットを成功しません。
体重計に毎日乗って、KPIを観察して、その結果に基づくアクションを起こしてはじめてダイエットは成功しますよね。
IoTがトレンドワードになりテクノロジーを取り入れる小売店が増えても、最終的に店舗を運営するのは人間です。
システムを入れただけで終えるのではなく、分析システムを導入したらぜひお店のスタッフ全員で毎日活用していきましょう。
Flowのスタッフは小売経験のあるスタッフがほとんどです。私たちもみなさまの立場で考え、データ活用のお手伝いをさせていただきます!
弊社のデータ活用eラーニング「Flow Academy」も是非ご利用ください。
今ならこちらのFlow Academyが、無料でお試しいただけます!
詳しくは下の[今すぐチェック]のボタンからご覧ください。
