Flow User's Voice - お客様の声-
株式会社デイトナ・インターナショナル様

daytonalogo


株式会社デイトナ・インターナショナル様

ファッション・小物雑貨・家具の企画・製造・販売、カフェの運営、海外ブランドの仕入・卸など、多岐にわたるライフスタイル事業全般を展開している株式会社デイトナ・インターナショナル様(以下、デイトナ様)。主要業態の「FREAK'S STORE」をはじめ、「Firsthand」「Aresense」「2G」などの新業態も近年展開する、アパレル・ブランドで非常に有名な企業です。

先般Flowを導入されたその経緯と効果について、本社にてお話をうかがいました。

デイトナ事例

①課題について(導入前)
「売上改善を、無駄な業務の削減と戦略的な店舗運営で実現したい」


ーFlow導入前に指標とされていたKPIはどんなものがありましたか?

「買上者数、購買率、セット率、客単価などを重要視していました」

ー来店数についてはどうやって取得されていましたか?

「中型・小型店ならまだしも、大型店は来店数計測自体がひと仕事でして…手動での計測は事実上不可能ですし、売上から来店数を逆算せざるを得ませんでした。『精緻な来店数を計測したい』という店舗からのリクエストもありましたが、当時はコスト面でどうしてもOKが出ず、来店数計測の自動化導入は見送ってきました」

ーデータ計測においては、他にも課題がありましたか?

「ファサード(店頭展示)についても、効果測定が自動化されていなかったので、売上から類推して『売れ行きが良かった=ファサードが良かった』という、肌感覚に近い評価を行っていました」

ー売上を目指すにあたっての課題は、どのようなものがありましたか?

「(前述の当時状況によって)来店後の接客・顧客対応に比重を置くしかなかったので、それよりも前の店前通行量や来店数を取得することで、店舗活動に活かしたいと考えていました」



デイトナ事例

Flowが考える、店舗における留意すべきKPI


②Flow採用の経緯、決め手

「コスト面とレポート画面の見やすさがポイント」

ーその課題を解消するために、来店計測システムを探されたのだと思うのですが、その中で弊社に白羽の矢が立った理由は?

「2020年に始まったコロナ禍の影響を弊社ではすぐに検討し、無駄な業務削減と効率的な店舗運営を行う必要があるといち早く決断しました。来店計測システムはその中のひとつに位置づけられて、IT部門が主導して選定しました。最終的にはコスト面とレポート画面の見やすさがポイントになりました」

ーそして、導入時の店舗指導などについては斉藤様が担当されることに。

「導入当初は、来店数を自動計測できるという当初の業務効率化の目的が叶い、無駄な作業が削減されたとは思いました。でも…それだけじゃない気もしたんです

デイトナ事例

(株式会社デイトナ・インターナショナル 事業企画部 斉藤様 【デイトナ・インターナショナル様 本社オフィスにて】)


③Flow導入効果

「ただのトラフィック・カウンター(人流計測ツール)では終わらせないーそう思ってました」
「データがあると(現場は)確信を持って動けます」

 

デイトナ事例


ー具体的には、どのようなところに気づきがありましたか?


「大きな発見は、最初はシステムエラーと思ったほど、来店数が想像以上に多かったことでした。ということは、来店数を上げれば買上者数はもっと上げられるのでは?とも思ったんです」

「弊社の店舗スタッフたちは日々の予算への責任感が強くて、予算達成のための方法を常に探っていたものの、それまでは在庫と売上の事実データしか無くて少々手詰まり感がありました。そこに想像以上の来店数の多さがあったので、『これだけの来店があれば、あと〇〇人接客すれば売上達成できる』というポジティブな思考が現場に生まれたんです」

ー店舗スタッフの気持ちに変化があったということですね?

「店舗のマインドに明らかに変化が起こっていますね。店長たちからは『今までなんとなくやっていたことが、データがあると確信を持って動けます』と言われていますし、彼らが納得感を持って動けていることが大きいです」

「さらに、店舗スタッフが迷いなく分析、戦略立案を行っていると感じる場面が多くなりました。言い換えると、心が健康に仕事できていると感じています」

ーということは、Flowは単に店舗データの計測ツールだけではないと?

「来店数の自動計測はもとより、店前通行量や来店数から導き出すことができる要素が多いので、人材育成と売上対策のツールになる、という認識ですね」

ー具体的な活用方法を教えてください。

① 入館数減少時の来店数維持
「テナント出店している施設全体の入館数や店前通行量などの増減と、来店数の増減を比較しています。コロナ禍に来店されるお客様は購買意欲が高い可能性が高いと想定し、高い購買率を意識して、たとえ入館数が減少しても自店の来店数を維持することで、売上維持・売上アップを実現しています」

② 店舗データの分析と迅速な対策立案・実行
「Flowのダッシュボードや、弊社のBIツールを使ってリアルタイムで店舗データを把握できるようになっています。これによってデータ分析と対策を即座に行えるようになり、それまで1週間のサイクルで行っていた対策を、週半ばでも柔軟に素早く変更できるようになりました」

「Flowの画面が見やすく、店舗スタッフが目に見えるデータを根拠とした対策を自分たちで手軽に検討できるようになったので、実行者である各スタッフの納得度が高く、精度の高い行動ができるようになりました

デイトナ事例

Flowの詳細分析画面 イメージ

③ 人材育成
「Flowのデータが、現場に『考える力』をつけさせるキッカケになっています。データを分析→対策立案→実施→効果検証、という流れは、施策の実行力が店舗スタッフにつくことにつながっています」

「たとえば、ある店舗の若手スタッフは当初、Flowデータの見方や活用方法がわかりませんでした。そのスタートから私が伴走して指導した結果、データを活用したリーダー業務を会得して急成長し、実績を上げて1年後には昇格、店長になりました」

「セクショナリズム的な感覚が解消されたケースもあります。ある店舗のメンズ売場とレディス売場で、それまでお互いの売上状況や商品についてあまり理解していなかった各担当が、データ活用のサイクルを回すことでお互いを理解し、シフト上の休憩時間をカバーし合える体制づくりに至りました。店舗全体を俯瞰で見ることができることは、店舗にとって非常に重要です」

ーデータ活用が人材育成にまで良い影響をもたらしていることは、非常に素晴らしいことですね。

「ただのトラフィック・カウンター(人流計測)で終わらせないーそう思ってました。Flowで来店数と売上のデータを見て、根拠ある理由をベースとした対策を立てることで、迷いなく仕事ができるようになってきています。これは店舗の意識改革上非常に大きいと思っています」

④今後について(取り組んでいきたい事項)

・DXは「ビジネス・トランスフォーメーション」
・さらに活用してデータドリブンな店舗をつくっていきたい

ー非常に有意義なデータ活用を実践されている御社から見て、昨今のDXブームについてどうお感じになっていますか?

「DXを掲げている企業は多いと思いますが、そこに具体的な目的がなければ成果は上げられないのでは?と私は考えています」

「正解はわかりませんが、デイトナは『お客様に便利に楽しくお買物してもらうためにはどうすれば良いか?』を常に考えていますし、それを実現させるためにも店舗スタッフにどう気持ちよく働いてもらうか?を考えています。その手法がDX、と捉えています」

ーでは、DXはどうやったら上手く導入・活用できるとお考えですか?

「デジタルを活用すること自体が正しい道なのは確かですが、それを使う人間も成長しないと、結局ムダに終わると思います。DXはビジネス・トランスフォーメーションであって、データを収集するだけでなくそれを活かすこと、つまりデータドリブンが重要ではないでしょうか」

「だから私は、データドリブンをする「人」にフォーカスしているんです。人を無視してのDXはあり得ません。ツールを導入して安心なんて、本当に勿体ない。それを活かすことが本質だと考えています。今後もさらにFlowの活用を検討し、よりデータドリブンな店舗形成を目指していきますよ」


デイトナ事例

(左から 斉藤様 FLOW CS担当 武末)


(編集後記)
斉藤様のような明確な意思と目的意識を持った方がいれば、DXを活用したさらなる事業の進化は、間違いありません。
デジタル・ツールのイメージとは裏腹に、人を成長させる媒介としての「データ活用」に光を当てた数々の方策は、まさにFlowが目指すリテールデータ活用そのものです。斉藤様の熱いお話に感謝するとともに、この想いに引き続きお応えし続けていかなければ、と私たちも強く感じました。貴重なお話をありがとうございました。