本記事のサマリー
小売店舗の「売上」は来店客の「滞在時間(滞留時間)」に比例するという説について解説しています。来店客が店舗内に長く留まるほど、売上も伸びる傾向があります。
来店客の滞留時間に影響を与える要素としてスタッフの接客、什器の位置、チラシ、BGM、イベント、天気などが考えられます。
施策結果を可視化し、来店客の滞在時間を延ばす施策を見つけ出し継続することが重要となります。例えば、BGMが来店客の滞在時間を延ばす効果がある場合、そのBGMは売上向上に寄与していると言えます。ただし、効果を判断するためにはBGM以外の条件が同じであることが前提です。
滞在時間アップ ➡︎ 購買機会アップ ➡︎ 売上アップ
小売業界でも車や家具など、購入にあたり「熟慮」がもとめられる商品を除き、来店客が店舗内に長く留まるほど、それに比例して売上も伸びるのです。
みなさまは来店客に店舗内の滞在時間を延ばすためにどのような取組み(施策)をしていますか?
来店客の滞留時間に影響を与える要素は何だと考えますか?
スタッフの接客? 什器の位置? 配ったチラシ?
店内のBGM? イベント? 天気?
ここで、施策結果の「見える化」が必要となります。
みなさまは来店客の「滞在時間」を延ばす施策の「結果」を「可視化(見える化)」して、分析・比較・検討できていますか?
例えばここで、来店客の滞在時間を延ばす施策として「BGM」を取り挙げて考えてみましょう。
店内でBGMを流してなかったときと比べて滞在時間は長いのか、もしくは短いのか、それとも変化がないのか。
来店客の滞在時間が長くなるBGMであれば、そのBGMは売上向上に寄与していると言えます。一方、滞在時間が短くなるBGMは売上に逆効果となる可能性があります。ただし、この効果を判断するためには、BGM以外の条件が同じであることが前提です。
施策の効果を「可視化(見える化)」しましょう
そして、来店客の滞在時間を延ばす施策を見つけ出し、それを継続しましょう。