お役立ちコンテンツ

マーケティングに店舗データを活用する3つのヒント

作成者: Flow Solutions|2017/08/09 22:07:00
マーケティングの主な目的は店舗への顧客の誘導です。
 
売上を生み出す現場である店舗に、どのように顧客を誘導すれば良いでしょうか?
また、マーケティングキャンペーンを行って、それが本当に誘導につながっていたかを検証するにはどのようにすれば良いでしょうか?
 
 
 
その答えの一つとして、店舗のデータ分析によるマーケティングの効果測定があります。
 
店舗で取得したデータは、店舗スタッフが日々の営業に活かすことだけではなく、マーケティングの効果測定にも利用できます。
マーケティングの各ステップの効果をデータで検証し、次回の改善へと結びつけるのです。
 
この記事ではマーケティングにデータを利用するための3つのヒントをご紹介していきます。
 
小売でのマーケティングを学びたいあなたへおすすめ記事:
2017年注目「インフルエンサーマーケティング」を有効活用するための3つのヒント
データドリブン・マーケティング〜店舗データを活用することの重要性〜
 
 
 
 

1.活用できそうなデータソースを特定する

各ソースからのデータで、マーケティングの過程を測定したり、活用できるものを特定します。
マーケティングに利用できる店舗データには、例えば以下のようなものがあります。

  • 来店客数データ
    はじめに書いたとおり、マーケティングの目的は顧客の誘導です。
    つまり、何人顧客を引き込めたかが、マーケティングの結果を表します。
    そういう意味で、マーケティングキャンペーンを行った後は、その後の来店客数を見て結果を知ることが必要です。
    売上から店舗の営業活動の結果を見るように、来店客数からマーケティング活動の結果を知ることが同様に大切です。

  • 顧客属性データ
    属性分析では顧客に関する様々な情報が取得できます。
    カメラを設置して人の顔を捉え、そこから、年齢,、性別,、ムード別分類、眼鏡の有無といった情報を割り出します。
    Quividiの属性分析ソフトで来店客情報を明らかに! 来店客数がマーケティングの結果を表すのに対して、このデータはどのようなキャンペーンを行えばよいか、戦略を策定することに適した指標です。
    来店客の属性分析をして、来店の多い属性に適したキャンペーンを行い、顧客を囲うことが可能になるのです。


2.データからペルソナを作成

マーケティングキャンペーンを実施するにあたり、「誰に」メッセージを届けるかということが重要です。

そこで、特定の客層にメッセージを届けるのに有効な「ペルソナマーケティング」というマーケティングの手法があります。

ペルソナマーケティングでは、実際に商品を購入するであろう架空の顧客像を設定し、その人に響くように、マーケティング活動を実施します。「ペルソナ」はその「顧客像」そのもののことを言い、なるべく具体的に設定していきます。

ペルソナの設定例

  • 名前・年齢・性別など、基本的な情報
  • 趣味や興味、週末の過ごし方
  • 職業、部署、仕事内容
  • 業務上の悩み、課題
  • 朝の習慣
  • ニュースや情報のチェック方法、よく見るメディア

闇雲にキャンペーンを打ち出すのではなく、ペルソナを事細かに設定してメッセージを発信していくことで、優先して作るべきコンテンツが明確になるはずです。

 

3.コンテンツをパーソナライズ 

インターネットの登場によって消費者行動が大きく変わりました。

テスティーが、同社のスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を使ったインターネットリサーチでは、10代の55.7%、20代前半の58.9%が美容・ファッション情報の収集にスマホを利用しているというデータが出ました(2017年2月)。

このような結果から、今後CMや雑誌広告などで多数の人に同じメッセージを届ける従来のマスマーケティングは通用しなくなると予想されます。

このような背景から、個々の顧客に合わせたメッセージを届けるパーソナライズ・マーケティングが必要となってきます。

 

顧客が欲しい情報を、その顧客に適したメディアやツールで発信していくために、ここでも顧客の来店頻度や属性といったデータが役立ちます。 

小売企業でのSNSメディアからの発信を考える記事:
小売店舗や小売企業でSNSを使いこなすには?
SNS・シェアされやすい投稿とは?企業や店舗で使える!アイディア集

 
マーケティングキャンペーンの実施と、効果測定にデータを利用するためのヒントをご紹介しました。

データを収集し、マーケティング効果を「見える化」していくことが改善のための第一歩です。