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【什器立ち止まり】計測データから顧客ニーズの傾向を探りますーFlow計測領域ー

作成者: Flow Solutions|2024/12/09 23:00:00
店舗の特定場所に立ち寄るお客様の数を計測し、その場所の効果測定を行います。特定場所とは、ファサード(店舗エントランス前)、店内の特出し商品展示コーナー、什器、特設POPなどさまざまです。

計測場所がファサードの場合、店前で立ち止まるということは、そこに一定以上の関心が生まれたかもしれません。この「アイキャッチ」の考え方はVMDの観点から非常に重要です。これは来客数に影響を与える要素であり、ひいては購買数、すなわち売上につながる項目です。

計測場所が店内の特出し商品展示コーナーの場合、ここに立ち止まることは、その商品に興味を持ったと考えられます。その人数と実際の商品の売上状況を対比させることで、そのコーナーの貢献度を検証できます。

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什器立ち止まり計測のメリット

来店カウンターを使って計測できる「立ち寄り人数」は、販促物や販促商品に対するお客様の反応として、「販促効果」および「購買促進」の効果検証につながります。

また、効果測定として機能するだけでなく、柔軟な使い方によってお客様の動線や店内が快適かどうかを探る一助としても利用できるため、「顧客満足度向上」の観点でも有効なデータになります。「お客様の足を止める」ことを様々な意味で活用してはいかがでしょうか?
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什器立ち止まり測定の方法

Flowでは一般的にセンサーによる計測を行います。立ち止まる時間を予め想定してセットします。その時間を超えて計測対象エリアに滞在した人をカウントする方法です。

什器立ち止まり計測データの活用例

新商品の販促用什器を店内の中央に設置し、その「立ち寄り人数」を計測したとしましょう。その人数把握と「来客数」、新商品の「売上」が可視化されていれば、新商品の売上における什器の貢献度を把握できるようになります。

また、「施設内混雑状況」も可視化できた場合、「店内が非常に混雑している」時間帯に「立寄人数」の数値が上昇していて、しかも新商品の「売上」が下がっていたとしたら…その什器は、販売機会を逃す要因になっているかもしれません。その什器の店内位置が混雑を誘引していないか?「混雑状況」を紐解いて比較的人の滞留が少ないエリアにその什器を移すべきではないか?といった仮説が想定できます。
 
「立ち寄り人数」の計測は直接的には人を立ち止まらせる活動の効果検証です。この計測を活用して購買活動の促進を図るとともに、店内動線の適正化や快適性を生み出す取り組みは、お客様に対する満足度アピールにつながります。

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株式会社Flow Solutionsは、来店カウンターの導入支援や、リテールデータ活用AIプラットフォーム「Flow」を提供し、90ブランド・900店舗以上での導入実績を誇ります。IoTとAIを活用し、店舗状況の可視化を実現するとともに、売上向上や業務効率化を支援するソリューションを提供しています。