小売店舗での来客数の計測は、どの方法を用いるにせよ、広く行われていることと思います。また、来客の属性分析を日々の報告項目として取り上げている企業も多いのではないでしょうか。
しかし、多くの企業が未だに手作業でカウントを行い、属性に関しては直感に頼っていることが多いようです。
実際、それでは「正確な」経営判断を下すことは難しいです。来店計測ツールを活用することで、来客数や性別・年代といった属性を自動で取得し、精度の向上と作業負荷の軽減を実現できます。
来店属性 計測のメリット
「来客属性」が一番その効力を発揮するのは「顧客満足度の向上」です。どの時間にどういった客層が多いのか、店舗データから傾向値を把握することで、販売策を練ることができるというのは、非常に効果的です。
その策は、店頭POPの内容に反映するのかもしれませんし、店内BGMの選曲かもしれません。商品棚のレイアウト変更かもしれませんし、店内声出しの内容かもしれません。
接客強化すべきターゲットを絞るといった直接的な対応策だけでなく、そうした間接的な対応策も実施していくことで店舗自体は活性化します。そういう店舗は、来客を自然と呼び込み、結果的に顧客満足度向上につながるのではないでしょうか。
「来客属性」データは、お客様理解の一助であると同時に、それをキッカケとして店舗の活性化が期待できるトリガーとなります。
-計測ツール:[Flowの来店計測]
来店属性 計測の活用例
お客様の属性を測る際、まずは来店されたお客様の人数と共に、その性別・年代を把握することで、店舗の客層がどのようなものか、データとしてしっかり保持することが大事になります。来店属性から、以下の3つのことが判断できます。
①店舗スタッフの肌感覚とのズレ
②曜日別客層の推移
③時間帯別の客層の推移
肌感覚とのズレがある場合、スタッフが接客対応しているお客様の主な属性が、このデータのそれと異なっている場合があるかもしれません。来店されるお客様の全体属性に対し、それと同じような割合でスタッフひとりひとりが接客できているのかなど、接客状況を見直す良いキッカケになると思います。
また、曜日別や時間帯ごとに来客属性に違いがあるとすれば、そこに対して店頭で訴求すべき商品や積極接客すべきターゲットを絞り込むことが可能です。
それだけでなく、店舗スタッフのシフト組成にも大いに役立てることができるデータです。例えば、特定の曜日や時間において特定の属性の来客数が多い傾向がわかれば、その属性に強いスタッフを配置することができます。
より深い顧客ニーズを掴むために、属性分析を始めませんか?
■ Flow Solutions 会社概要
株式会社Flow Solutionsは、来店カウンターの導入支援や、リテールデータ活用AIプラットフォーム「Flow」を提供し、90ブランド・900店舗以上での導入実績を誇ります。IoTとAIを活用し、店舗状況の可視化を実現するとともに、売上向上や業務効率化を支援するソリューションを提供しています。