FLOW BLOG

【来店計測】顧客属性が店舗運営に与える4つの効果

作成者: Asako|2023/09/12 3:00:00

 

目次

来店計測技術とは?
効果1:顧客属性の収集と分析によるセグメーション
効果2:顧客の行動分析によるマーチャンダイジングの効率化

効果3:ターゲット広告の最適化

効果4:顧客体験の向上

まとめ

  1.  

来店計測技術とは?

 

来店計測技術は、人流計測とも呼ばれる、店舗内での顧客の行動や属性を追跡・分析するためのツールやシステムです。これにより、顧客がどのように店舗を利用しているかを把握し、効果的な施策を展開することが可能になります。

今回テーマの「属性分析」は、店舗に入る顧客の年齢層、性別、表情などのデータをウェブカメラを使って自動計測することが一般的です。複雑なデータ分析が必要なイメージがありますが、大変シンプルなグラフで簡単にデータを見ることができます。カメラという点で、プライバシーの点が気になるところですが、画像解析によって属性を取得したのちに数値化され、画像は即破棄されるために安心してご利用いただけます。


AI対応カメラやセンサーを使うことで
顧客属性は計測が可能。くわしくはこちら▼


効果1:顧客属性の収集と分析によるセグメーション

 

来店計測技術を活用する第一歩は、顧客の属性情報を収集することです。これには以下のような情報が含まれます。
  • 年齢層
  • 性別
  • 趣味・嗜好
  • 購買履歴
これらのデータを収集し、分析することで、顧客層を正確に特定できます。例えば、若い女性が多い場合、女性向けの商品やサービスを強化する施策が考えられるなど、セグメーションによる施策が立案できるようになります。

 

効果2:顧客の行動分析によるマーチャンダイジングの効率化


来店計測技術は、顧客の店内での行動を追跡することができます。これにより、以下の情報を得ることができます。

  • どのエリアが一番訪れられているか?
  • どの商品が注目されているか?
  • 平均滞在時間はどれくらいか?
顧客の行動分析を通じて、特定の年齢または性別にとって、人気のある商品やサービス、改善が必要なエリアを特定できます。これにより、売上向上に向けた具体的な施策が立案できます。

【関連記事】
◆【小売業KPIレシピシリーズ】「購買率」「滞在時間」が下がったら…確認すべきポイント
◆ VMD担当者必見!店内レイアウトの効果測定法とは?

 

効果3:ターゲット広告の最適化


来店計測技術を活用することで、ターゲット広告を最適化することが可能です。例えば、特定の顧客層に向けたプロモーションや割引情報を提供することで、購買意欲を高めることができます。

 

効果4:顧客体験の向上

 

顧客体験の向上は、売上を増やすために重要な要素の一つです。属性に合わせて、効果的なウィンドディスプレイ・店内ディスプレイ・在庫の割当などを行うことにより、快適な体験を提供します。

例えば、時間帯による来店客の属性の変化をみて傾向値を把握することにより、その時間帯に店舗内の配置やサービスを最適化することができます。


まとめ


小売店舗で売上を上げるために、競合との差別化という点において、顧客属性を使ったセグメーション、マーチャンダイジングの効率化と施策立案、ターゲット公告の最適化、顧客体験を向上させていく、という方法があります。
 
来店計測技術による基本的なデータ分析の活用が運用できた後は、積極的に属性分析導入を検討すると良いでしょう。


 


■ Flow Solutions 会社概要


株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。