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買い物体験向上の新提案  ー 海外オンラインショッピングサイト

作成者: Flow Solutions|2016/12/18 23:08:00

 

いよいよ冬本番、めっきり寒くなって参りました。

この寒さですと、お買い物にいくのも億劫で、オンラインショッピングに頼りきりです。


 

 

私事ではありますが、少し前に英語の勉強をはじめたこともあり(まだまだ初心者レベルですが。。)、勉強がてら海外ショッピングサイトを利用してお買い物をするようになりました。

 

日本では見慣れない商品がたくさんありますし、知らない英単語を調べながらお買い物するのは楽しいです。大きなものでなければ、海外配送料も1,000円かからないので、便利な時代になったなぁと思います。

 

そんななか、日本のショッピングサイトではあまり見かけないサービスがあることに気がついたので、アパレルショッピングサイトの紹介をしつつ、シェアしようと思います。

 

 

 

 

1.SHOP BOP

https://www.shopbop.com/

 

 

20代〜50代くらいの女性をターゲットにしたファッション通販サイトで、日本でおなじみのブランド品もすこし安く購入できたりします。

僅かですが日本語対応し始めているようです。

日本でいうところのZOZO TOWNに近いサービスですが、大きな違いがあります。

それは、サイトのトップページが、商品販売ページではなく、ファッション関連記事(ルックブック)で埋め尽くされているのです。

 

(ルックブックページで過去のポストが見られます。)

 

もちろんこのファッション記事には実際にサイトで販売されている商品が使用されているわけですが、

「デニムの着こなし方5選」

「家族へのプレゼント」(妹にはこれ、母にはこれ、など紹介されていました)

など、きれいなヴィジュアルとともに紹介されており、雑誌を読んでいるような感覚で、あまり「売られている」とは感じません。

買い物客は自分の興味のある記事を読んで、そこから商品を見つけることが出来るようになっています。

トップページはショッピングサイトというより、ファッションブログのようで、質の高い記事が毎日更新されています。

 

オンライン販売だと接客ができず、それぞれの買い物客に対応するのは難しいように思えますが、コンテンツを高いレベルで維持・充実させることで、顧客に商品を提案し、商品を選ぶ楽しみを与えることが出来るのですね。

  

 

 

 

2.eleve dancewear

http://www.elevedancewear.com

 

アメリカのダンスウェア専門サイトです。日本のトップダンサーも愛用する、オリジナルデザインのレオタードを、メンズ・レディース・キッズと幅広いラインナップで販売しています。

しかし、このブランド、ただ商品を販売しているだけではありません。

 

 

基本の形を選んだ後は、それぞれのパーツの生地を百数十種類から選ぶ事ができるのです。一昔前ですと、ダンスウェアというと無地のものばかりでしたが、今ではデイリーで着る洋服さながら、様々なデザインのものが出てきています。

最近のダンスウェア界では大花柄がトレンドのようです。


この商品ですと、トップフロント、バック、ベース、袖の素材それぞれを自分好みに選ぶことができます。

猫柄や、ドル紙幣柄(!)など、さすがアメリカならでは、といった遊び心のあるファブリックが揃い、一部分だけレースやメッシュ素材にするといったことも可能です。

私も購入してみたのですが、デザインするのに何時間もかけて熱中してしまいました。。

オーダーしてから作る受注生産なので、発注から到着まで数ヶ月かかるとのことですが、待っている間も自分だけの商品が届く準備期間に「特別感」があって苦にならないと感じました。

 

このショッピングサイトの強みは、ブランドイメージが確立されている・デザイン性が高いこともそうですが、なんといっても、顧客にカスタマイズする楽しみを与えていることです。

決まった商品をただ提案するのではなく、顧客自らがデザインし、オリジナル商品を作ることができます。

とはいってもセミオーダーのような形式なので、敷居も低く、購入しやすいと思います。

小売店において、顧客別カスタマイズが重要視されるなかで、この形態は「カスタマイズ化」の中では究極の販売方法ではないでしょうか。

 

 

 

 

今回、2つの海外オンラインショッピングサイトをご紹介しました。

どちらも、ただ商品を並べるだけではなく、

 

①サイト(ブランド)独自のカラーを出す

②顧客が楽しめる要素をとりいれる

③顧客別にカスタマイズした提案

 

という点に気を配ることで、接客ができないという欠点を克服し、カスタマー体験を向上させることに成功していました。

 

①②を実践するにはコンテンツマーケティングに力を入れることが大切です。実店舗でもブログやウェブサイトを充実させる必要が有るかと思います。またリアル店舗ならではの強みを活かすことの出来る部分でもありますよね。

リアル店舗の強みを活かす 3つのポイント
小売業界で生き残っていくためには日々の分析が必要です。他店舗との差をつけましょう!リアル店舗ならではの施策と工夫で来店客数・売上アップを目指しましょう。

育児中の買い物体験ー接客から得る満足を分析
時間が限られている顧客に対しての好ましい接客方法、満足を得られるためのヒントとまとめ。 

③は、「買い物客の分析」をすることで、そのヒントが見えてきます。お客様が何を考え、店舗でどのように行動しているかご存知ですか?オンラインではその行動が数値で明確にわかります。実店舗では、「来店客数分析」「来店客の行動分析」をすることで、その行動を把握することができます。

 

カスタマーの動きを知る
リテール分析を考えるうえで、カスタマーがなぜその商品を買ったのか、または買わなかったのか分析することが重要です。
入店したカスタマーがどのような経路をたどって、どの場所に立ち寄っているでしょうか?リテール分析の世界では、今まで知ることができなかった、カスタマーの動きをIT技術の進歩で可視化することも可能になりました。 

 

 

アパレルは商品の差別化が難しくなってきていると言われていますが、まだまだ改善の余地があるのではないでしょうか。

遊び心のある工夫をあなたのビジネスにも採り入れてみてはいかがですか?

その第一歩として、「買い物客」のことを詳しく知ることが欠かせません!

こちらのフローチャートであなたの店舗を診断してみてください。