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小売店のコミュニケーション ①

作成者: Flow Solutions|2016/09/08 11:00:00

 小売店で働く店長にとって、売上の他にも重要な課題が様々あると思いますが、その中でも一番の関心ごとの一つは、エリアマネージャーなどの上司や販売スタッフとのコミュニケーションではないでしょうか。

 

「販売スタッフに説得力のある指導ができない…。」 「スタッフに信頼してもらえるようにするにはどうしたらいいだろう…。」 「マネージャーへの売上報告の時、問題点と課題がうまく伝えられない…。」 「マネージャーとミーティングをしても、なかなか売上向上に直結する話し合いができない…。」

 

 

などなど、正解のわからない問題が店長さんを悩ませることもあるでしょう。

小売企業の収益のうち、その多くを占めるのが実店舗の売上であることを考えれば、これらの問題は店長だけでなく、会社としても放っておけない問題です。

 

 
今回は、小売店のコミュニケーション①として販売スタッフとのコミュニケーションの方法をご紹介します。
 
そもそも人とのコミュニケーションは、その人の性格や経験が大きく影響する能力でもあり、やり方に正解もなければマニュアルもありません。 その一方で、お店全体のモチベーションは店舗内のコミュニケーションにより大きく左右されてしまいます。
 

では、店長はただ「頑張る」しかないのでしょうか?

 

 
いいえ、性格や経験に関わらずコミュニケーションの効果を格段にあげる方法は存在します。
 

それは、データに基づいた問題への考察・解決策を思案し、スタッフやマネージャーと共有することです。

 

 
販売スタッフに指導する際、なんとなく推測でダメ出しをしてしまっていませんか?
 
正解がケースによって異なる接客の指導は、一歩間違えれば店長の主観に基づく見当違いなものになってしまうこともあります。
 
そこで、データを読み取り、事実に基づいた問題の指摘・指導を行いましょう。
 

各スタッフの平均客単価はいくらですか?セット販売をきちんと出来ていますか? 接客数に対する購買率を計測している店舗では、スタッフがどのくらいの割合でお客様を購入客に転換できているかモニタリング・評価しましょう。

 

 
「単価をもっとあげる努力をして」
 
から
 

「あなたの先月の平均客単価は、その前の月に比べて、◯◯円落ちているから、セット販売などで今月は◯◯円を目標に頑張ってくださいね」

 

に指導方法を変えましょう。 必要であれば、数字を共有しながら話合うことも大切です。

 

 

事実に基づいているので自信を持ってアドバイスができる上、一貫した指導でスタッフからの信頼度も増すでしょう。

 

 
データに基づいた指導にはまだ利点があります。
 
指導の結果、本人の努力が結果として表れているか、数字を見て評価しましょう。 数字が上がっている場合に、しっかりと評価をしてあげることで、スタッフのモチベーションは著しく上がるはずです。 下がっていれば別の方法を試すようアドバイスし、モニタリング・評価の過程を繰り返します。
 

データの管理や読み取りは、最初は難しく感じるかもしれませんが、努力が目に見えて数字に反映されることは興味深いことでもあり、数字に基づく対策の実行は確実な売上改善への近道です。

 

 
また、Flow Solutionsの売上データのレポート管理システムにつき詳しいご説明をご要望の方はお問い合わせ下さい。
 

後日、店長とエリアマネージャーのコミュニケーションについても投稿しますので、お楽しみに。

 

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