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【利用者様の声】来店カウンターを活用した購買率向上への取り組みと成功事例

作成者: Flow Solutions|2025/02/03 7:13:23
店舗運営において、来店カウンターを導入することは、単なる来店客数の把握に留まらず、購買率の向上やスタッフ教育の推進、さらには売上向上に繋がる重要な施策となります

本記事では、「客数(来店)カウンターを導入する前は気づかなかった、客数が少なくても買い上げ率(購買率)を上げることが売上につながると実感できた」といった、お客様の声をもとに、来店カウンター導入の効果と具体的な事例についてご紹介します。

来店カウンターによる計測データ活用の成果

店舗で以下のような成果が確認されています。

  1. 売上向上:購買率を意識した施策により、入店客の数が横ばいでも売上が大幅に向上。

  2. 業務効率の改善:データを基にしたアプローチで、業務時間を効率的に削減。

  3. スタッフ教育の効果:データを活用したトレーニングがスタッフのモチベーションアップに寄与。

実際に、購買率の向上施策に注力し、戦略の最適化を行った結果、来店客数が5.61%減少にもかかわらず、購買率を8.93%改善し売上を8.25%増加させたという企業様の事例があります。
事例はこちら


客数データの見える化がもたらす気づき

来店カウンターを導入し、利用者様がはじめに感じる効果とは何でしょうか?
それは、客数データの見える化によって得られる気づきです。

「どの時間帯に何人が入店しているのか」「そのうち何人が購買に至ったのか」——これらのデータを知ることで、店舗スタッフが業務への興味を持ち、仕事を「自分事」として捉えるきっかけになります。

ここでは、実際の活用事例として、利用者様の声をご紹介します。

  • 客数ピークの把握
    店長Aさん:「具体的に客数の数字変動を見せることで、スタッフに指示が伝えやすくなっています。」
    ピーク時間帯の分析からスタッフ配置を考え、接客方針を見直すなどの情報共有が容易になります。

  • 売上不振の原因分析
    店長Hさん:「売上が良くない時に、その原因を探す手がかりとして利用しています。グラフ化された数値を店舗スタッフに共有することで、施策の結果を「自分事」として捉えて取り組む姿勢が生まれています。
    売上が伸び悩む時間帯の入店率や購買率をチェックし、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の改善や接客方法の見直しなど、改善すべき点を早期に発見します。

購買率に着目したスタッフ教育

客数データを基に購買率を分析することで、スタッフ教育にも具体的な指標が生まれます。

  • アプローチ数の増加
    店長Aさん:「接客スキルの差により、売上が変動することが課題でした。1時間あたりの接客回数をスタッフ間で共有して、ファーストアプローチの数を増やす目標を設定しました。」
    これにより、経験値とともに自信ややる気が向上し、クロージングするための接客スキル向上と売上増加を実現しました。

  • ロールプレイングによるトレーニング
    店長Hさん:「セール時期はなかなか接客に手が回りません。客数データを基に、客数が多い時と少ないときで、効果的に接客方法を変えていくという戦略を考えました。」
    客数カウンターで得られたデータを基に、接客が不足している時間帯を明確化し、状況に応じた接客方法を習得するためのロールプレイング形式のトレーニングを実施しています。
ある店舗では、こうした購買率に着目した教育を実践したことで、「客数が少なくても購買率を上げることで売上は向上する」という経験を基にした考えが浸透し、スタッフ全員が自発的に購買率改善に取り組むようになったといいます。


買い上げ率や購入率とも呼ばれる、購買率について詳しく知りたい方はこちら

購買率向上への取り組みと成功事例

現場では、以下のような具体的な施策が実施されています。

  • 購買率向上のためのVMD改善
    店長Aさん「お客様が求めやすい商品が店頭にでているか、また買上げにつながる商品がきちんとお客様から見えるところに陳列されているかなどを、購買率をみながら変更をする習慣が身につきました。」
    データを基に、購買率を高める商品配置や陳列方法を実施しています。

  • 時間帯別施策の最適化
    店長Hさん:「客数データから、今日はこのくらい、今週はこのくらい、と客数の予測が立てられるので、ある程度、事前に業務スケジュールが立てられるようになりました。」
    来客数が少ない時間帯には店舗作業を優先し、ピーク時には接客に注力するなど、時間帯に合わせた効率的な業務配分により購買率の向上を実現しています。

  • スタッフの自主性を促進
    エリアマネージャーNさん:「ただ商品を売るのではなく、ブランドの世界観を提供するためにはお客様の満足度を高める必要があります。スタッフ一人ひとりが取った行動がどのような結果に繋がるのかをリアルタイムで可視化することは、モチベーションを上げるために重要だと感じています。」
    プラットフォームFlowを用いて、目標と現状のギャップを可視化することで、スタッフが自ら考えて行動する文化を育成しています。

 

今後の展望

これからの店舗運営では、来店カウンターによる客数データを活用した分析と、それに基づく施策の実行がさらに重要になるでしょう。購買率を軸にした取り組みを進めることで、売上拡大だけでなく、スタッフが働きがいを感じられる環境づくりも実現できます。


 
2024年の小売業界の売上トレンドを見ると、店舗の購買率を重視し、具体的な行動計画に基づいて商品の魅力向上や接客品質の改善に積極的に取り組んでいる企業では、売上の増加が顕著に見られます。また、全店舗でデータ活用を推進している企業では、その成長がさらに際立っています。
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■ Flow Solutions 会社概要

株式会社Flow Solutionsは、来店カウンターの導入支援や、リテールデータ活用AIプラットフォーム「Flow」を提供し、90ブランド・900店舗以上での導入実績を誇ります。IoTとAIを活用し、店舗状況の可視化を実現するとともに、売上向上や業務効率化を支援するソリューションを提供しています。