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販売員スタッフは意外と知らない!?戦略的にKPIを活用する方法

作成者: FLOW|2018/08/30 12:16:28
多くの小売店スタッフは、KPI(重要業績評価指標)の意義を十分に理解していないのが現状です。その背景には、本社からの教育不足や、短期的な売上に注目する風潮があります。しかし、KPIは最終目標を達成するための中間的な指標であり、データに基づいた判断や改善を行うために欠かせない要素です。これを活用することで、感覚頼みではない店舗運営が実現し、他社との差別化や競争力の強化にもつながります。


小売店で働く多くの店舗スタッフは売上しか見ていない...!?
実は...本当なんです。
私はアパレル店の店長経験と、本部VMD担当を経験してきましたが、ほとんどの小売業で店舗スタッフがKPIについて知らないことを体感してきました。

KPIという言葉を聞いたことがあっても詳細は知らない、または名前は知っているけれど、どのようにアクションを取っていいのかわからないという方が実は多いんです!!

小売店の業界にもよりますが、特にアパレルファッション系で働いている販売員さんによく見られるのが、「数字は苦手」「接客がメイン」なんていうケースです。

TOPICS:

  1. 販売員がKPIを知らない理由
  2. KPIを活用する3つのメリット

  

1. なぜ販売員はKPIについて知らないのか?

いくつか理由を挙げると
・本社スタッフは、店舗スタッフに不要な情報だと思っている
・店舗スタッフに教える時間を設けるよりも、販売してほしい(将来的な売上よりも短期的な売上重視)
・店舗スタッフの出入りが激しい
・スタッフ数を最低限に抑えているため分析は本社のみ実施している
・本社スタッフ自身も、KPIについて深い知識を持っていないことがある
などが挙げられます。


「KPIって何?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)とは、目標を達成するまでの過程を数値で示す指標です。
もっとわかりやすく言えば、大きなゴールに到達するための“中間目標”を数値で表したものです。

かくいう私も、アパレルで店長をしていた時に、本社は売上ベースで物事を進めて、売上の判断基準はデータに基づくものではなく、肌感覚が大きかったです。

特にトラフィックカウンターを導入していたなかったので、お客様の入り具合や、お店のパフォーマンスが見える指標(KPI)の一つである購買率は算出できず、感覚でしか報告していませんでした。
 
当時の事を思えば、店舗も本社も売上結果を中心とした結果論でアクションを立て、購買率や客単価、客数などは疎かになっていました。

アパレル業を離れたいま、当時お店で働いている時にKPI(データ)の重要性や、それぞれのKPIの意味について知識があれば、より売上は向上し、効率的に仕事が捗ったのではないかと思います。

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2. KPIを活用するメリットを3つご紹介!

 ①KPIは感覚ではなく事実を数値で我々に教えてくれます。

売上が下がっている理由として、「お客様の数が減っているから、売上が上がらない。」というフレーズはアパレルで働いているとよく耳にします。「本当に客数は減少しているのでしょうか?」また、「本当にお客様が減ったことだけが、売上が下がった原因なのでしょうか?」このような疑問に対して、全てデータが証明してくれます。


②数値(データ)よりお店や会社の全体像を確認することが可能です。
データを十分に理解し、様々な角度からKPIを見ることによって、店や企業全体の姿を知ることができます。自分の店の特徴、強みや弱みをデータから見つけることができます。


③データより的確なアクションプランを立てることが可能です。
売上という大きな目標からは、現状を改善するために、何をどこから手を付けていいのか分からず、的確なアクションプランを立てることができません。強みと弱みを把握することで、初めて的確なアクションプランを立てることができます。先ずは自分のお店を理解しましょう。

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ここで、ほとんどの小売店スタッフはKPIについて知らないなら大丈夫と安心せずに...
逆にKPIのことを知って、今すぐアクションを取ることで、他社と差別化できるチャンスです!!

 

もっとKPIを知りたい方に

 

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株式会社Flow Solutionsは、来店カウンターの導入支援や、リテールデータ活用AIプラットフォーム「Flow」を提供し、90ブランド・900店舗以上での導入実績を誇ります。IoTとAIを活用し、店舗状況の可視化を実現するとともに、売上向上や業務効率化を支援するソリューションを提供しています。