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デザイン思考で店舗運営を変革しよう

作成者: Flow Solutions|2018/08/24 2:35:04

デザイン思考は、アメリカのデザイン・コンサルタント会社IDEOにより提唱され、
創造力をいかに生み出すかに主眼をおいた思考方法です。
こちらの記事では、デザイン思考を用いながら店舗運営をどのように変えることができるかを考えてみます!

話題のキーワード「デザイン思考(デザインシンキング)」

日経BP社の日経クロストレンドの「トレンドマップ2018夏」では、マーケティング分野においてデザイン思考が一位になりました。

“将来性スコアの1位は「デザイン思考」で4.63となっています。
デザイン思考は、イノベーションを創出するための手法として注目されています。

生活者がどんな行動をし、どんな課題を抱えているかなどをユーザー観察やインタビューなどを通じて把握し、プロトタイピングと検証を短期間に繰り返しながら、課題を解決していく手法です。”

デザイン思考のプロセス

①共感(ユーザーのニーズの発見)、②問題定義、③創造(アイデア出し)、④プロトタイプ、⑤テスト

これらの順で、デザイン思考は行われていきます。

まずは商品やサービスを利用する人の欲求を知り、アイディアを考え、ビジネスを創りあげていきます。ユーザーの分析を起点に、解決する問題を特定し、それを解決するためのアイディアを作るのです。

プロトタイピングと検証を短期間に繰り返しながら、課題を解決していきます。

お客様を中心にアイディアを生み出すこと、何に困っているのかを探ることが重要です。
「方法」に囚われず「解決したいこと」に注目します。

より本質的な問題を見ることができたときにはビジネスへ大きな変革を見せます。デザインシンキングにおいては様々な施策を試す前に、まずは本質を捉えることが重要です。

 

小売ビジネスにデザイン思考を取り入れる場合

ビジネスに変革を起こすためには、今までになかった視点から物事を見てみることです。

「売上起点ではなく、お客様起点で店舗運営を見直す」


多くの小売業では今もなお、商品がどれだけ売れたかという結果を起点にビジネスが行われています。
しかし、何がどう売れたかを見ているだけでは小売業の肝である、「接客・サービス」を提供することができません。

売上をつくるのは、店舗に来店される「お客様」であるということを改めて認識してみると、お客様の本来のニーズを探るためには、売れた結果だけでなく売れなかった原因も探る必要があると思いませんか?

キャンペーンを行ったときに店舗へ向かったか、
店舗の前まで行き入店したのか、店内をよく見ていたのか、
本来のターゲットとミスマッチがなかったか、商品を探して試着したのか、

様々なお客様の視点に立って観察してみることが重要です。

また、これらからニーズを発見し、問題が見つかった場合にはアイディア出しを行っていきます。

ウィンドウの見せ方、商品の置き方、接客方法、スタッフ配置など・・・
繰り返し検証を行っていきましょう!

お客様が本当は何を求めているのでしょうか。
それは結果だけでなく、経過においてもヒントがあるかもしれません。


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