シリーズ「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」(全6回)④ダッシュボード

by Tsukasa, on 2021/10/11 12:15:00

シリーズ企画「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」も4回目。過去はこんな感じでお送りしております。

第1回「4つの環境変化
第2回「4つの経営課題
第3回「Flowの有効性① 事業KPIの統一

皆様、正直飽きてきましたか?それは一重に私の文章力の無さに起因していますので申し訳なく思うのですが、お待たせしました、いよいよ、より具体的にFlowの機能をご紹介していきます。

今回はFlowの顔とも言える「ダッシュボード」です。ご一読ください。

 

本日のTOPIC「ダッシュボード」: 
  1. 「ダッシュボード」
  2. 機能紹介と利用シーン


A. 「ダッシュボード」

「ダッシュボード」は、Flowデータの一覧表示画面を指します。Flowが計測・収集・統合したデータは、整理されてここに集約され、表示されます。各事業KPIのどれが課題となっていて、どれが改善されているか、一目瞭然。しかも企業内で統一の画面になっているので、社員すべてが同じ事業KPIを見ることになり、社内の意思統一が自ずと図られることになります。前回述べた「事業KPIの統一」が、こうして実現するわけです。

…と言ってますが、正直に申し上げます。

ダッシュボードという機能自体、ハッキリ申し上げて大したことはありません。これで売上が劇的にアップするわけでも、業務効率が著しく改善するわけでもありません。

では「Flowのダッシュボード」はなにが優れているか?それは「直感的に分かりやすい画面構成と操作感」です。

 

ダッシュボード
(Flowダッシュボード)

 

BIツールのようなシステムであれば大抵、KPI状況を可視化したり対比させるダッシュボード機能を持っています。そしてそれは、たとえば小売業であれば、本社が主体となってKPIデータの分析と意思決定を行うものとして利用されています。

私たちは視点が少し違います。

Flowの開発思想の根底には常に、実際のデータを収集する場所=店舗の存在があります。事業KPI分析を行うシステムを本社が使うのは当然です。しかし店舗はどうでしょうか。データを活用すべきは本社は勿論、店舗も同じではないでしょうか。

コロナ禍の先行きの不透明感や客足の不安定さが目立つ昨今、限られた接客・販売機会を活かすためには、薄利多売な商品戦略や接客技術の向上だけでは、その荒波に対処しきれないはずです。
店舗自らが、自分たちのデータを活用することこそが、これからの時代の店舗運営において必要不可欠なポイントだと、私たちは信じて疑いません。

だから私たちは「直感的でわかりやすい画面構成と操作感」に拘ります。これは、私たちがこの事業に取り組むと決意した時からずっと肝に銘じてきたことです。
店舗の本業である販売活動を妨げるようなサービスであってはいけない。Flowの画面をパッと見て簡単に状況把握と課題がわかるような仕組みにしなくてはーーーその点を突き詰めてきた結果が、現在の「Flowのダッシュボード」です。

データの見やすさ、分かりやすさ、必要最低限の操作だけで完結するような設計。店舗の皆様に煩わしさや面倒さを感じさせないデータ閲覧には、事業KPIの課題顕在化と目標対比、複数KPI比較での傾向把握、他店舗状況との比較など、有用・有効なデータの提供と作業負荷軽減が求められます。しかもそれらを難しいと思わせず、ビジュアルで分かりやすく表示することが必要。「Flowのダッシュボード」は、その理想形として常に進化し続けています。

 

ダッシュボード_グラフ
(KPI「購入率」を任意の2つの期間で日別比較したグラフ。ワンクリックで表示されます)


ただの「ダッシュボード」ではありません。「Flowのダッシュボード」は、特に店舗の皆様に負担なくお使いいただけるように、データの分かりやすさ、操作性の良さ、簡便さを追求しています。

(Flowのデモ画面を自由に使えます。詳しくはこちら
デモ環境のご利用はこちらをクリック

 

B. 機能紹介と利用シーン


①「KPIボックス」は店舗そのもの

繰り返しになりますが、Flowは店舗の様々なデータを収集・統合し、事業KPIを分析して可視化します。
それらの数値は店舗経営において大事な指標になるものなので、閲覧にあたって「KPIをどのくらいの期間設定でチェックするのか?」が肝心です。

1日単位の数値結果だけを見て一喜一憂していては、いつまで経っても店舗活動に役立つ傾向値やアイデアは浮かんできません。たとえば1週間、2週間、ひと月といった日数的な切り口は常に意識すべきですし、「今月の平日と土日」「過去1ヶ月の火曜日だけ」といった曜日的な切り口も必要だと思います。

こうした切り口で店舗データを収集する場合、もしも、その企業の店舗データがバラバラに管理されていたら、各システムから同じ条件のデータを抽出し、全てをExcel等で集計・加工・整形する必要があります。それでは時間も労力も、非常にもったいない。

Flowにデータを集約した場合、各KPIは自動的整理され、分析され、可視化されます。画面を見るだけで、状況把握が可能です。

その可視化のメインの場であるダッシュボードでは、各KPIは「KPIボックス」という枠の中で表示されます。

 

KPIボックス_購買率
(KPボックス「購買率」)

 

これは「購買率」のKPIボックスです。「選択期間」をとある1週間にして、その直前の1週間を「比較期間」として設定したものです。
(期間の設定はFlow画面内のカレンダー形式の画面で簡単に選択できます)

選択期間の購買率は「22.46%」、比較期間は「21.21%」。右上の対比数値にある通り「1.25%」アップしているということが分かります。
ではそのアップ要因はなにか、考える必要があります。購買率=購買客数÷来店客数、ですから、「購入件数(レシート数)」や「来店客数」の推移を同じように確認すれば良い。しかも共にFlowがデータとして取り込んでいれば、同じダッシュボード上にKPIボックスとして表示されています。

 

KPIボックス_対比
(「購買率」アップの要因を探るべく「購入件数」「来店客数」を見ると…)

 

上図の赤枠「購入件数」「来店客数」それぞれのKPIボックスを見ると、気づくことがあります。それは比較期間との対比です。
「購入件数」は118.81%、「来店客数」は112.20%。来店客数の伸びよりも購入件数のそれの方が高かった=購買客をより多く獲得できたことが要因だとわかるわけです。
ここまでハッキリと、しかもカンタンに分かると、店舗ではその活動のどこが効果的なのか(課題なのか)、非常に深掘りしやすくなります。

上記のことを調べるためにFlowで作業したのは「期間選択」。ただそれだけです。

店舗データを整理し一覧表示させることで、ここまで直感的かつ整理されてデータ閲覧できるーダッシュボード最大の魅力です。

そして勘の鋭い方であれば気づいたと思います。「よく考えてみると、ダッシュボードって、普段、売上や業務効率を上げるために店長が日々考えていることを、すべてデータにして見せてるってことだよな?」ー大正解です。

店舗活動に関わるありとあらゆることにおいて一律で責任を担う店長の役割は、多岐にわたります。つまりその分、多岐にわたる情報に直面します。都度発生する事象に対し、適切な情報を参照し、適切な分析を行い、適切な判断を下すことは、そう簡単ではありません。

KPIボックスは「適切な情報」そのもの。言い換えると、直感的で分かりやすい「店舗そのもの」を表す一覧画面なのです。

 

②「KPI比較」が店舗を成長させる

自店の状況は「KPIボックス」で把握できます。では、他店との比較においてはどうでしょう?

そもそも…店舗比較に意味はあるのでしょうか?
店舗の場所、人流のボリューム、客層、店舗の形状、スタッフの接客力、競合店の存在…店舗ごとで条件は異なります。確かに、一概に比べることはできません。しかし本社としては、いくつかのモデル店を設定し、そのスタイルを横展開させる効率性は、経営として求めたいものです。結果、売上規模感だけで括ったり、店舗環境が似ている=同じと判断してグルーピングしているのが実態で、そしてそれは大抵、うまく横展開できていないのではないでしょうか。

各店舗が意識すべき店舗とは、売上規模だけでなく、その構成要素の傾向が似ている店舗であるべきです。その意識が広まれば、比較要素としてのKPIに改善が見られるようになり、店舗活動は研ぎ澄まされていくはずです。

こうした取り組みには、データによる比較が一番効きます。これをビジュアルでわかりやすく示したのがグラフ機能「KPI比較」です。

 

KPI比較
(「KPI比較」)

 

Excelに明るい方であればご存知であろう、いわゆる「バブルチャート」です。任意の項目で複数レコードを比較する際、縦軸・横軸の項目でグラフの位置を定め、任意の項目値をバブルの大きさで示したものです。散布図とも呼ばれています。

このグラフは「売上」「来店客数」「購買率」を主な軸として、様々な角度から自店のポジションを明らかにしてくれます。バブルが大きければ大きいほど、その規模感が大きいことを示しています。

某小売業でのこと。「売上」が自店と似通っているA店を常日頃意識していたB店の店長。A店の売上を抜こうと努力していましたが、中々うまくいきませんでした。
そこでFlowの「KPI比較」を使って「購買率」をテーマに比較したところ、A店の方が明らかに高いことが判明。ということは、少なくともA店は購買率を上げる活動=来店客への接客・店頭販促などが奏効している可能性が高い
そこでB店の店長は「A店よりも高い購買率を目指す」と目標を切り換え、店頭販促のPOP展示や来店客への声がけの徹底を指導。購買率アップ→売上アップが実現したーーーほんの一例です。

「KPI比較」のグラフによって、自店舗と他との比較がビジュアルで示されることで、自身の認識との相違が確認できます。そして客観的なデータによる分析は、そこで新たな気づきをもたらします。

自店舗が他と違う点はどこか、好奇心や向上心さえあれば調べたくなるものです。しかしこれは、企業全体の雰囲気づくり、本社から店舗への通達・指導に大きく左右されると思います。
本社が全てを指示するのではなく、店舗の気づきとなるようなキッカケを投げかけること、そして店舗に考えさせる習慣を伝えていくことが肝要ではないでしょうか。

データに基づいた創意工夫や改善策は、店舗を大きく成長させます。Flowのダッシュボードは、事業KPIの可視化と比較を自動的に手軽に提供し、店舗活動に大きく寄与します。

(Flowのデモ画面、触れてみてください。詳しくはこちら
デモ環境のご利用はこちらをクリック

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いかがでしたか?
Flowのダッシュボードは、直感的にKPIの状況が可視化されています。自動的に生成されているため、ユーザーはほぼ何も意識せず、直感的に理解できるよう設計されています。そして店舗の自主性を促し、売上改善や業務効率の手立てをより素早く立てることができるようになります。ぜひ体感いただきたいです…!

さて次回は、Flowが直接的に企業運営に役立つレポート機能「Pulse/パルス」の紹介です。ご期待ください。

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シリーズ「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」
更新予定

  1. 4つの環境変化 公開済
  2. 4つの経営課題    公開済
  3. Flowの有効性① 事業KPIの統一 公開済
  4. Flowの有効性② ダッシュボード本ページ

  5. Flowの有効性③ Pulse   (10/18月 公開予定)
  6. Flowの有効性④ 詳細レポート   (10/25月 公開予定)

「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」 全体像

(「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」 全体像)

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この記事を書いた人

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Flow Solutions マーケティングマネージャー。マーケに関する全てを指揮・監督。緊急事態宣言が明け、街に人が戻ってきた印象も、少し疑心暗鬼になっているのも事実。リモート勤務で身体中が強張って痛いので、地元のプールで泳ぎたいのだが…悩んでいる。

■ Flow Solutions 会社概要

株式会社 Flow Solutions は、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレル、雑貨店、家電量販店など、すでに100を超える法人様の売上改善や業務効率化に貢献してきました。
店舗可視化IoTシステムを通じて取得する顧客行動データの提供、データ活用のためのアフターサポートなど、経営課題解決のための様々なソリューション・メニューをご用意し、現在さらなる進化を遂げるべくシステム開発に勤しんでいます。
店舗経営のお悩みやDX導入検討など、なんでも結構です。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい!

スタッフブログNobuhito

Topics:ダッシュボード経営課題小売業データ活用シリーズ「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」Flow機能・特徴KPI
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