店舗を運用していく上で、「データ分析」は必要不可欠なことへと変革しています。
しかしながら日本国内の小売店においては、まだまだ「経験と勘に任せている」という企業様が多いです。
また、データ分析に着手していたとしても、集計作業の時間に浪費している企業様が多く、もはやリアルタイムなデータではなく「分析した結果を店舗業務に活かすまで運用が出来ていない」ということが起こったり、集計作業負荷からの分析経験不足は「データを分析するノウハウが乏しい」といったことに繋がっています。
この様な状況で、データを活用しないままでも店舗の営みは続いていきますが...
近年における不確実性の高い市場では、「肌感だけの行動を取り続けていると、気づいたときには、重大な損失を生んでいる」という恐れがあります。

感覚や経験だけの運営では、市場変化を正確に捉えることが出来ず、どこにどれほどのコストをかけるべきかを明確に示すことが難しくなります。これでは、店舗も本部も右往左往するばかりです。
店舗のデータを常に把握・分析をして、傾向と対策を立て続けていくと、運営者の経験・肌感を更に確証へと変化させていくことができます。
本記事では、データ活用の流れと重要なポイント、そして効果的に評価していく方法をご紹介します。
目次
小売店のデータ活用とは?
データ活用の流れ
行動▶修正▶行動のサイクルを止めない
効果的に評価する

小売店のデータ活用とは?
店舗で計測できるデータには、POSデータ、会員カードなどから得られる顧客データ、人流を計測するカメラ/センサーからのデータ、アンケート調査によるアンケートデータなどがあります。
これらのデータを把握して施策に活かしていくことで、集客や販売力の向上による売上目標の達成や、業務の効率化、経費削減といった店舗運営の改善に役立てていくことができます。これがまさに店舗のDX促進への第一歩です。
データ活用の流れ
データ活用の流れは、大きく4つの項目に分別され、「現状把握」「目標設定」「日々実行」「検証確認」の順番にサイクルしていきます。
分かりやすくダイエットを例にして、データ活用のための4つの項目に、減量するためには何をすべきか?という実行項目を当てはめてみましょう。
上記のように、ダイエットするための要素を項目ごとに把握して、それに対する確認・行動により継続的な行動計画が立てられます。
では、店舗で何をするべきか?店舗の実行項目に置き換えてみましょう。
行動▶修正▶行動のサイクルを止めない
こちらは、PDCAサイクルと呼ばれる手法ですが、一番重要なのは、CとAの部分である「日々実行」と「検証確認」をどれだけ多く経験するかという点です。経験値が蓄積することによって施策・行動の質は高まっていきます。
スピード感を持って、改善・継続し続けた「施策・行動」こそが、誰もが再現可能であり、成功例になると考えられます。
効率的に評価する
プラットフォームFlowを活用することで、明解かつ総括されたデータを閲覧・分析が容易にできます。
各要素を多角的に分析することもできますし、弊社カスタマーサクセスチームとの連携により、利用者様の課題に適した分析方法をご提案しています。
店舗分析でデータを使うことにより、店舗での生産性と意思決定のスピードが上がり、多くの行動修正を早期に行えることで売上向上の一歩へ繋がっていきます。
必ず行動した後には、経験という結果がありますので、お客様との繋がりが見えてきます。
小さな行動でもお客様には忘れられない体験となりますし、その行動を積み重ねていくことが企業の歴史となり顧客満足へと繋がっていきます。
お客様にとっても、小売企業にとっても「データの活用」がプラスになることは間違いありません。
「会社全体が現場の状況に、積極的に関与するようになった」
コールハンジャパン様の事例はこちら

ー「店舗分析」を始めたいとお考えの企業様にー
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■ Flow Solutions 会社概要株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・900店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。