データ活用のヒント

店舗分析を成功に導くーFlowをあらためてご紹介【後編】

店舗データを単に計測・分析するだけではなく、店舗活動に活用できるサービス構成と機能を有しているFlow。多くのお客様からご好評いただいています。ぜひご一読ください。


こちらの記事は、前回記事「店舗分析を成功に導くーFlowを改めてご紹介【前編】」からの続きとなります。前編はこちら

TOPICS:

【前編】


1. なぜFlowは店舗分析を成功に導くのか?
 
2. KPIが一目瞭然 ダッシュボード

 
【後編】
 
3. KPIをビジュアルで比較・分析 詳細レポート

4. データ集計は自動。あとはコメントするだけ Pulse
 
( 付録:Flowがカバーする計測領域)

 
 

2022-04-27_215942 



3. KPIをビジュアルで比較・分析 詳細レポート

いきなりですが質問させてください。

日々の売上を振り返る際、貴社はどのようにレビューをしていますか?


まず第一に「目標との対比」を行うかと思います。

目標値は、日次で設定している企業もあれば、週次目標を立てているケース、月次目標を重視しているケース、それらすべてを等しく設定しているケースもあるかもしれません。

いずれにせよ、その目標値の達成率から実績に対する状況の良し悪しを判断し、その好不調の要因を探り、対策を検討し、実施するのが一般的だと思います。そしてその実施結果を後日検証する作業を行うはずです。

この一連の取組みがPDCAサイクル、まさにPlan-Do-Check-Action、と呼ばれるものです。

この取組みは、Flowの「詳細レポート」を使うとより効率的で迅速なサイクルに進化します。
少し具体的な画面を2種類、ご紹介しましょう。

 

FireShot Capture 096 - メルマガ掲載ブログ記事選定プラン - Google スライド - docs.google.com
(詳細レポート「レーダーチャート」画面例)



① 複数KPIを一気に比較「レーダーチャート」

上画像は、とある店舗の1週間の実績値(選択期間)をその前週実績(比較期間)と対比させたものです。

取得・収集したデータの中から選択されたKPIを2つの期間で対比することで、一見してその歪み具合が可視化されます。

凹凸加減が大きければ大きいほど、店舗運営においてなんらかの歪な状況があることを示していますし、グラフの面積が大きければ大きいほど、大きな実績を上げていることになります。

「レーダーチャート」は、KPIによる店舗状況の可視化を端的に示したものであり、その形状や面積によって直感的に課題を把握させる効能があります。

② KPIの相関性をつかむ「KPI分析」

2つのKPIを同じ時間軸で比較しその相関性を確認することで、店舗の活動に役立てる意味を持つ機能がこの「KPI分析」です。

比較をしたいKPIを選択し、期間(これも「選択期間」と「比較期間」が設定できます)を設定することで、以下のようなグラフが表示されます。
(左で「売上」<青線>、右で「平均客単価」<オレンジ線>を選択した場合。青実線の落ち込みに対してオレンジ実線の凹み具合がそれほどでもないことから、落ち込みの要因が購買客数であることが、これだけで推測できます)

FireShot Capture 093 - Flow - app.flow-insight.com
(詳細レポート「KPI分析」画面例。売上と平均客単価を日別比較)

 



「レーダーチャート」「KPI分析」についてもっと知りたい方はこちら:
「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」詳細レポート編




この詳細レポートを活用している店舗は、データのどこに着目すれば店舗活動の改善につながるか、無意識に理解できるようになります。直感的で分かりやすい画面と簡易な操作が、迅速な分析と対策、実行と検証のサイクルを早めるのです。

これは「OODA/ウーダ」と呼ばれる手法で、PDCAの落とし穴である「Plan/計画に時間を掛け過ぎてしまい、それ以降のステージ実行に時間を要する」事態から解放されます。



「OODA」についてもっと知りたい方はこちら:

意思決定のスピードをあげるためにOODAを活用



OODAは「Plan/計画」を綿密に立てるのではなく、データを見ながらその傾向を捉えてフレキシブルに対策・活動を設定し、実行と検証を繰り返すモデルです。

店舗のような、常に状況が変化する状況下での取組みに最適なモデルであり、Flow Solutionsが推奨している手法です。


Flowを利用しているお客様において、自ら状況を理解し、仮説と原因を究明し、対策を立て、改善に取り組んでいる店舗が多いその理由は、こうした手法に適応できているからです。

「店舗の自主性・自発性」を育む土壌が、企業内に自然発生的に出来上がっていくわけです。

 

Flowのデータ活用でスタッフの人材育成にも成功‼
お客様の声 デイトナ



4. データ集計は自動。
あとはコメントするだけ Pulse

Pulseは、報告書を自動生成する機能です。

店舗の業務で非常に負荷の掛かる作業のひとつに「報告書作成業務」が挙げられます。これは多くのお客様が異口同音におっしゃっていることで、すべてを手作業で生成するとなると時間も労力も掛かりますが、かといって完全自動化してしまうとスタッフの所感や改善点への意識などといったコメントが無くなってしまいます。

その良いとこ取りを実現したのがこのPulseで、日報・週報・月報といった定期報告書におけるデータ部分=KPI実績値をFlowが自動で集計し、フォーマットに表示します。

あとは店長が所感や改善点(To Doなど)をコメント欄に記載しFlow内で保存するだけで、上長への報告業務は完了します―――実に簡単です。

これは、店舗の様々なデータを取得・統合するFlowならではの機能で、各ツールがバラバラに管理され、それぞれのデータを閲覧・取得し手集計しなければいけないような状況から、一気に解放されます。

業務効率化の最たる例として、非常におススメです。
 

image (2)
(Pulse「日報」画面例)

つまりPulseがあれば、報告書ファイル(大抵Excelですよね)を取り出し、各所にあるデータを引っ張り出してコピペして手集計し、コメント欄に所感を入力して保存し、メールに添付してエリアマネージャーや本社に送信する...なんて手間は大幅に削減されます。

Flow内に保存するだけで、上長が該当画面にアクセスすれば、それらの報告書をチェックできます。これは効率化のみならず、ビジネスの意思決定スピードを格段に早めます。



「Pulse」についてもっと知りたい方はこちら:
「小売業の経営課題に対するFlowの有効性」レポート機能Pulse編





<その他関連記事(Flowがカバーする計測領域のご紹介とその意義について解説)>

Flowの計測領域「来客数」「購買率」

Flowの計測領域「来客属性」「立寄人数」

Flowの計測領域「レジ待ち混雑」「試着室利用」

Flowの計測領域「店前通行量」「施設混雑状況」 

■ Flow Solutions 会社概要
株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上・800店舗以上へのシステム導入と3,000以上のセンサー接続実績があります。リテールデータ活用AIプラットフォームFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用によって売上改善や業務効率化に効果を発揮するソリューション・ベンダーとして、小売業の課題解決にあらゆるソリューションを提供しています。

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