統計的情報デザインの実践【Flow Tech】

by Ding, on 2021/10/21 17:00:00

toB製品のインタラクションデザインでは、人事管理やKPIなど、データを介して組織全体の運営状況を把握するための統計的情報デザインに関するデザインワークによく遭遇します。

このような情報をどのように企画または設計をしていくのか?
今回のブログでは、Flowが目指しているユーザービリティなデザインの実践について、分析してみたいと思います。

TOPICS:

1.  統計情報を得るには、やはりWebが最適

2. 情報レベルの分析と決定

3. 適切なチャートのフォーマット

まとめ
 



1. 統計情報を得るには、やはりWebが最適

モバイルインターネットの時代になってから、私たちはいまやPCとモバイル双方での情報を得ることが多くなりました。とはいえ、Webの必要性はまだまだ高いといえます。なぜなら、スマホの利便性が高まっているとしても、その画面サイズでは「大量の情報を載せたページは表示しきれない」からです。
このような場合、モバイルは補助的な端末として使われることが多い一方で、統計情報などの表示は、大きな情報量を提供できるWebが最適となるのです。

よって、多様な情報を提供するからこそ、視覚的に理解しやすい簡潔なデザインが必要となります。

image (1)

(視覚的に簡潔なデザインを意識したFlowの画面)


たとえば、私たちFlowが提供するデータにおいても、「大きな情報をモバイルに表示することは難しい」とはいえ、現場で働くスタッフや店長、エリアマネージャーが手軽に見るべきKPIや情報があります。そこで、「データを活用したい!」という現場の声から誕生したアプリーFlow for mobileーでは、主要なデータを簡単にチェックできる画面構成になっています。

・Flow for mobileについてはこちら

・Flow for mobile誕生までースタッフインタビュー


2. 情報レベルの分析と判断

統計情報を表示させるためにまず最初に行うこととして、ページに表示されているデータの種類やボリュームを見極める必要があります。しかし大抵の場合、複雑な機能を持つtoB製品は、お客様の製品理解のために必要な統計データの種類やボリュームが非常に多く、お客様はすべてのデータに触れる必要がある場合が多いものです。
そこで、ページをできるだけ簡潔に集中して見せるために、データをモジュールに分けて階層的に計画する必要があります。

1.モジュール

データ情報をモジュールに分けることは、私たちが最もよく使う方法です。情報の種類に応じて、異なるページに表示します。
異なる種類の情報を異なるタブで表示するようにして、1つのページに掲載する情報量を減らし、視覚的な簡便さを提供します。

dashboard (1)


2.階層型

同じページに表示されるデータ情報についても、その属性や重要性に応じて表示レベルを決定する必要があります。

私たちが最もよく使うデータや情報の表示形態は、インパクトのある数値、表、グラフなどです。その中で、「表」が担う情報密度が最も大きく、次いで「グラフ」、「インパクトのある数値」の順に、特定の領域の部分的な要素しか表示せず、情報密度が小さくなっていきます。
そして、情報密度の低いデータ表示形式は、データ自体の重要性が非常に高いことが多く、ページの一番上など、最も目立つ位置に配置します。

info level


3. 適切なチャートの形式

最も重要な項目は、まず情報密度の低い形式で表示されるべきですが、項目自体の特性によってはすべてのデータ形式にマッチするわけではなく、具体的な問題点を詳細に説明する必要があります。

たとえば、Flowで取り扱っている代表的なデータである「人の流れ」のような項目は、単に数値を表示するだけでなく、時間軸で変化の傾向を示す必要があるため、「インパクトのある数値」の形式だけでは要求に応えることが困難です。

そこで「グラフ」が有効になるのですが…データを「グラフ」で表現したい場合、データを可視化するグラフはたくさんあります。

* 比率を理解する必要があり、複数の指標が相互に影響し合う
 →円グラフリングなどの比率を可視化したグラフが適切

* 比率を理解する必要があるが、各指標は相互に影響しない
 →ヒストグラム棒グラフといった単純比較できるグラフが適切

* 傾向を把握する必要がある
 →カーブチャート傾向の波を可視化するグラフが適切

* 2-3次元の指標がある
 →散布図バブルチャート異なる対象を比較するグラフが適切

* 3次元以上の指標がある
 →レーダーチャート総合的に対象比較できるグラフが適切

こちらの図は、Flowの最も基本的なデータ・グラフィックス/データとグラフの見せ方です。


Kpi box


データ・ビジュアライゼーションの分野では、その目的に応じてさまざまなデータ・グラフィックスがあることを覚えておいてください。


まとめ

私たちは、サービスを提供するにあたり、お客様の要望にできるだけ柔軟に対応したいという想いが常に根底にあります。ですから、お客様から複雑なリクエストがあった場合、その実現に向けて、時に社内で非常に難儀する場合もあります。

要望が多ければ多いほど、シンプルで使いやすい製品であり続けることは難しくなるものです。しかし、だからといってユーザーエクスペリエンスを諦めることは、私たちは決していたしません。

Web端末は、モバイル端末に比べて見える範囲が広いとはいえ、情報密度が高いとごちゃごちゃした複雑なデザインになってしまいがちです。よって、ユーザーエクスペリエンスを高めるため、製品を常日頃からシンプルでよりスムーズな方向に近づけていく必要があります。

私たちは、常にお客様を想像して、ユーザービリティを追求しています。これからもご期待に添えるよう、その歩みを止めることはしません。引き続きご期待ください。


この記事を書いた人

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FlowSolutions UI/UX designer
最近ハマっているもの「Outdoor exercise / Snowboarding」
 


■ Flow Solutions 会社概要

株式会社 Flow Solutions は、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレル、雑貨店、家電量販店など、すでに100を超える法人様の売上改善や業務効率化に貢献してきました。
店舗可視化IoTシステムを通じて取得する顧客行動データの提供、データ活用のためのアフターサポートなど、経営課題解決のための様々なソリューション・メニューをご用意し、現在さらなる進化を遂げるべくシステム開発に勤しんでいます。
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