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スマホの登場で私達の生活はどのように変わったのか?

スマートフォンは1996年にNokia社が自社の携帯電話を「スマートフォン」と呼んでから25年。今や私達の生活に欠かせないデバイスとなっています。スマートフォンの登場がどのような衝撃を与え、私達の生活をどのように変えたでしょうか?今回はスマートフォンの歴史や今後について考えてみたいと思います。


 

1996年にNokia社が自社の携帯電話を「スマートフォン」と呼んでから25年。

この画期的なモバイル端末の登場がどのような衝撃を与え、私達の生活を変えてきたのでしょうか?そしてその先は?

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1. スマートフォンの普及

スマートフォンが本格的に市場に浸透するキッカケとなったiPhoneは2007年に登場しました。Windowsの誕生からは約36年が経っていることを考えると、スマートフォンの進化のスピードは尋常ではないと言えます。
日本国内のスマートフォン普及率は現在、全世帯の80%以上で保有されており*1、多くの国民に普及しています。このことは生活や仕事にも影響を与え、人々の行動すら大きく変えました。

まだスマートフォンが存在しなかった時代ー電車の乗り継ぎにも苦労し、旅行先で行きたい場所にたどり着くのにも一苦労していました。それが今は、電車の最新の運行情報を調べることができ、行きたい場所は地図アプリで容易に検索してスマートフォンがGPSを使ってナビゲートしてくれる時代です。技術の進歩に対しては畏怖の念すら感じてしまいます。

Woman connecting cellphone and laptop computer-1


2. スマートフォンの登場で大きく変わった私達の生活

① 時間と場所を選ばず瞬時に情報にアクセスできる

検索やYoutubeをはじめとした動画サイトの閲覧は、PCを使うよりスマートフォンを利用する方が多いのではないでしょうか。
いつでもインターネットにアクセスできる環境によって、いつでもどこでも情報を探し、認識し、入手することが容易になりました。スマートフォンの大きな功績のひとつです。

② 商品・サービスのデジタル化

インターネット回線事情は、家庭用光回線が2003年に登場してから急激に高速化し、スマートフォンの回線速度もそれに伴って飛躍的にスピードアップしました。その結果、映像、音楽、書籍、ソフトウェアなど様々な領域のデジタル化が進み、物理的なパッケージの購入やレンタルサービスの利用者が減少しました。

③ SNSの普及

スマートフォンの登場で爆発的に普及したのが、SNSです。
2008年にTwitterが上陸してから日本でも立て続けに様々なサービスがリリースされ、人々はSNSを使って自分発信や仲間との交流、新たな人間関係の構築に勤しみました。
スマートフォン利用者のほとんどはSNSを利用し、日常におけるコミュニーケーションの枠組みは大きく変化しました。それは不特定多数との新たなコミュニケーションを生み出した一方で、匿名性ゆえに誹謗中傷を増加させたとも言えます。

④ 電子決済

スマートフォンの機能としては、カメラやテレビ、電子書籍リーダーなど様々なものがありますが、通信環境の発展と連動したキャッシュレス化の波はスマートフォンにも及び、決済機能が付加されるようになりました。そして近年のペイ系決済やプリペイド系決済といった決済手段の多様化は、まさにモバイル環境の利便性と拡張性を表していて、スマートフォンさえ持っていれば、日用品クラスはほぼ買い物できないものはないと言って過言ではありません。

Hand holding smartphone with colorful app icons concept

3. クラウド技術の普及

スマートフォンの登場とともに進化してきたのが、クラウド技術です。
インターネットにいつでも、高速に、高処理でアクセスできる環境が整ったことにより、スマートフォンに提供される様々なサービスはクラウド技術と密接に結びつき、巨大データサイズのファイルを端末内に保存する必要は無くなりました。スマートフォンとクラウド技術は切っても切れない密接な関係と言えるでしょう。


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 4. スマートフォンの次は?

いまやスマートフォンの技術は進化し尽くして、ほぼ完成形なのでは?という意見もありますが、はたして今後、スマートフォンに変わる次世代デバイスの登場はあるのでしょうか。

次に普及すると言われている技術としては、「音声インターフェイス」「VR」「AR」「MR」が今のところ挙げられます。

音声インターフェース (Voice/Audio Interface)
音声入力で自宅の家電を制御したりネット検索してくれるAlexaなどが代表例ですが、AIスピーカーや音声認識アシスタントは文字を手入力したり指でリモコンを操作する必要がなく、
音声による入力ですべてをまかないます。IoT技術の最たる例としていち早く立ち上がり、今そのカバー領域は日毎に拡大しています。


VR (仮想現実/Virtual Reality)
映像の世界(仮想現実)に実際に入り込んだかのような体験ができる技術。目を完全に覆うVRヘッドセットを装着することで、まるで目の前で繰り広げられる世界にいるかのような「没入感」が得られます。ディスプレイ技術もマウント型から眼鏡型に進化しつつあり、もう大掛かりなハードを必要としない技術革新が起こっています。

AR (拡張現実/Augmented Reality)
現実の世界に仮想の世界を重ねて「拡張」する技術。スマートフォンゲームアプリの「ポケモンGO」や、カメラアプリ「mixta AR」が近年有名ですが、カメラを通して見ている世界にCGを合成し、独自の世界観を生み出しています。デジタル組成されたCGが生み出す先進性と画面内に映った現実世界が融合することで生じる新たな感覚は、これから益々一般化されていくと思われます。

MR (複合現実/Mixed Reality)
まだあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、前述ARをさらに発展させたもので、カメラやセンサー、位置情報などを高速処理し、ARで表示されているCGがあたかもそこにあるかのような立体感を生み出します。その対象物の後ろに回ったり触れることができるという、まさに「リアルとデジタルがミックスされた世界」です。

ここで挙げたものにかぎらず、技術は日々進化していて、私達の生活を便利かつ豊かにするインターフェースは日々更新されています。そして今後、あらゆる場面で出会う最新テクノロジーを複合的に使用できる、モバイル・デバイスのさらなる進化が期待されます。

Good looking businessman checking reports and charts with vr glasses

こうした変化は、人々の生活に大きく関わっている小売業をはじめとするビジネスの内部にも起こっています。

企業のエコシステム全体のデジタライゼーションは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と呼ばれ、近年海外では急激に導入が進んでいます。そしてその流れは、日本にも波及しています。



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スマートフォンは、この流れに非常にフィットした端末です。お客様に対するモバイル・サービスの進化は言うまでもありませんが、販売現場スタッフや店長、エリア・マネージャー、本部マネージャー、そして経営者層に至るまで、企業側関係者の全てが共通のデータをいつでも・どこでも・シームレスに閲覧することで、意思決定のスピードアップや経営効率が図られるべき時代です。よって、スマートフォンは顧客向け施策だけでなく社内システムにおいても、その存在を無視することはできません。

いずれにせよ、非常に利便性・携帯性・可用性の高いスマートフォンが、現代~近未来の社会生活において益々不可欠なデバイスになっていくのは確かです。そしてこのスマートフォンを介したサービスの進化の流れもまた、当面続くことでしょう。



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〈注釈〉
*1: 総務省令和2年版 情報通信白書

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