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米トイザらスでの出来事を回避するための5つのポイント

by Sawako, on 2018/03/23 9:41:09

先週欧米小売業界を賑わせた大きなニュースの一つに、Toys"R"Us(米トイザらス)が最終的なステップを踏んで、米国内735店舗をすべて閉鎖すると発表したことがあります。その閉鎖により、33,000人が解雇されるであろう事態を招いています。
Happy cute child playing and having fun at kindergarten with colorful balls.jpeg
 
Toys"R"Usといえば、1980年代から90年代にかけて全米で代表的な玩具店として成功し、日本でも1991年に第一号店をオープンして以来、国内160店舗を持つ大型玩具店です。
70年代に育った私の世代は、玩具といえば、買う場所が限られ、商品数や在庫数においても今と比べ物にならないほど制限されたものでした。
手頃な価格と大量の在庫、豊富な種類を持つトイザらスの出現は、多くの大人が玩具に無限の選択肢がある様に感じられたに違いありません。
 
 
トイザらスが破綻を申請した翌日16日東京商工リサーチ(TSR)の取材によると、日本事業を担う日本トイザらスとトイザらス・アジア・リミテッドから日本国内の取引先に説明文が送付されており、その文面中には、日本国内の事業はUS事業から独立しており、健全なキャッシュフローを有していること、今後日本トイザらスおよびトイザらスアジアの株主が変更となる可能性があるものの、国内出店を従来以上に積極的に行う旨が記載されているとのことでした。
 
Many cars, toys outside, many colors.jpeg
 
 
今米国のToys R Usで起こっている、この現象は何を物語っているのでしょうか?
 
トイザらスの販売・経営状態について、複数の米国記事によると、
人々は沢山の在庫や製品を倉庫のように陳列し、箱に入ったままの商品陳列に顧客は魅力を感じなくなった。
買い物客は、目で見て、手で触れ、着用して。実際に商品に触れることで納得し購入に至る事を求めている。
オンラインで簡単に欲しいものが手に入る今、実店舗に足を運ぶのは、店員からの助言やプラスアルファの商品知識を得るためだ。常に顧客を飽きさせないように、店舗改装にも投資が必要なものの、米トイザらスは怠っていた。
商品の安さだけを求める販売方法は、顧客は何のロイヤリティーも持たず、安い価格の店舗へ流れていく。
といったことが指摘されています。
 
このことが示しているのは、今この時代の小売業が留意すべきこととして
(1)沢山の在庫や商品を持つことは利益につながらない
(2)商品を手に入れたいと思わせる商品の魅せ方を模索する必要性
(3)小売販売トレーニング強化の必要性
(4)店舗改装費用を惜しまない顧客満足への取り組み
(5)商品価格のみの競争ではなく、付加価値強化の必要性
という5つのポイントです。
 
2018年、カスタマーエクスペリエンス向上が重要視される傾向は強まるでしょう。
顧客中心の、顧客が価値を感じるものを提供していく姿勢が求められていることを、トイザらスが示しているように思えてなりません。
 

 
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Topics:小売業界ニュース
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