来店客分析で増収増益実現

by Seiichiro, on 2017/02/09 7:13:00

最近、株式会社カメラのキタムラが22店舗閉店することを決定したことは大変大きなニュースでした。その原因を探るべく、カメラのキタムラ社の投資家への最近の報告書を読み、興味深いことがわかりました。
売上の減少が原因ではなかったのです。「増収」だったのです!原因は「減益」と思われます。

来店客分析で増益増収

 「当連結会計年度において当社グループの実績は、売上高は154,219百万円(前年同期比0.7%増)となり、

前連結会計年度における、消費税増税前の駆け込み需要等の反動による売上減から回復し、増収となりました。」

利益面では、新規出店にともなう人件費の増加に加え、店舗改装等の費用増加により、営業利益946百万円(前年同期比41.6%減)、経常利益1,144百万円(前年同期比39.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益70百万円(前年同期比84.4%減)となりました。」

出典 株式会社カメラのキタムラHP「営業の概況」

この期間、出店(30)は退店(26)を上回っており、スマートフォンの販売店舗数も8店舗増え、446店舗となっています。
主力サービスの「キタムラオリジナルデザイン年賀状」、「スタジオマリオ」、「証明写真スタジオK」
の売上は増加しています。


ーでは「減益」の原因は?

カメラのキタムラ社のHPによると:
「利益面では、新規出店にともなう人件費の増加に加え、店舗改装等の費用増加により、営業利益946百万円(前年同期比41.6%減)、
経常利益1,144百万円(前年同期比39.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益70百万円(前年同期比84.4%減)となりました。」 経常利益が39.7%減少していたのです。

同社はHPの「営業の概況」で「減益」の原因について、次のようにまとめています:
「取扱店舗を拡大しているApple製品修理サービス、及び、年賀状販売や証明写真が好調に推移したことにより売上高が増加しました。しかしながら、新しい写真の楽しみ方を提案するため等の店舗改装費が増加したことにより
利益の減少となりました。」

「新しい写真の楽しみ方を提案するための改装を、「カメラのキタムラ」827店で実施しました。」

「インバウンド対応として、外国人観光客の利用が多い都心の「カメラのキタムラ」新宿・西口店と、東京・渋谷店の看板を全面改装し、免税販売の訴求を強化しました。」

事業拡大に伴う人件費、販売費の増加、新サービスに対応する
店舗改装費用が増加したのです。

 

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 来店客分析で増収増益実現

 
来店客分析の効果

そこで私は、「改装費用を、来店客分析の効果でカバーできた可能性は?」と考えるのです。
そして、カバーできたと思うのです。

その主な理由を挙げてみます。

☆来店客の時間帯、曜日、月、季節ごとの数量や変動がわかるので、販売スタッフのシフトを効果的に組むことができ、マンパワーの対費用効果を高められる。

☆KPIを用いて店舗のパフォーマンスを常時かつ適時にモニターでき、KPIを目標として会社内、地域内、店舗内で周知徹底することで、数値目標を達成することへの意識を高められる。

☆来店客の店内の動線を分析、把握することで、販売スタッフや、商品(とくに高収益商品)の配置を最適化できる。 

☆宣伝広告の視聴者の属性(性別、年代、感情、など)を計測でき、計測結果をデジタルサイネージのコンテンツと連動させることで、デジタルサイネージの効果を高められる。

 

つまり、来店客分析で販売スタッフが、来店客へ密度の濃い、
カスタマイズされた、接客を提供できるようになり、
その効果で、販売スタッフや広告宣伝のコストパフォーマンスも最適化できるのです。

今後、カメラのキタムラ社がどんな戦略を立て、来店客分析についてどう取り組んで行くのか、大変興味深く関心のあるところです。

来店客分析で増収増益を目指しましょう。

 

11通りの来店客数計測を店舗パフォーマンスに結びつける方法

 

 

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