2016年も、残す所あと僅かとなりました。
年の瀬が迫り、まだまだ忙しい年末の残務に追われている、小売企業のエリアマネージャーさんも多い事でしょう。
しかし一息置いて、ここに挙げる6つのポイントを参考にしていただき、今年の最後を締めくくるアクションをおこして下さい。新しい年の幕開けとともに、そのアクションの効果が継続して現れる事に期待して。
1,バックルームにある商品全てを売り場に出しましょう!
年末はお歳暮やクリスマスセールがあり、忙しい日が続くかと思います。そんな忙しい最中に、店舗に届いた在庫はありませんでしたか?そういった商品は、得てして在庫室の片隅で忘れ去られているものです。
全ての商品を売り場に出し、値札を付けましょう!
2,店舗内のホットスポットを決めましょう。
ホットスポットとは、お客様が集まり、どんな商品をおいてもよく売れるスポットのことです。
そこに、今一番売れにくいと思われる商品を置いてみてください。
また、高単価商品を近くに配置することでハイエンドな演出をしたり、商品に特別な機能があれば、分かりやすく提示してみてください。
ホットスポットはシーズン毎にレイアウトを変える事で、変動する事もあります。
「店内のホットスポットが分からない!」というエリアマネージャー様やスタッフ様は、ぜひご連絡下さい!
お客様が店内のどの場所で時間を多く費やし、長く滞在しているか、または滞在していないかを「ホットスポット」「コールドスポット」として分析致します。
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3,在庫商品をチェックし、他商品との組み合わせで魅力的になるかどうか、店内を見回してみて下さい。
例えば、売れないセーターの在庫があるとします。その商品を、スタイリッシュなジャケットと、格好いいパンツを組み合わせて、特別感を出してみます。また、フィットネス関連の商品であれば、ランニングシューズと組み合わせたり、タオルやバックと組み合わせてみる、といった具合です。
シーズンが入れ替わる前に在庫を売り払うことで、赤字を出さないようにしましょう。
4,年度末のこの時間を少しさいて各店舗の店長に電話をかけ、今年一年の労を労って下さい。
(他には何も言わず、只ただ労いの言葉のみ!です。)
目標や、今ある問題についてではなく、日頃会社やお客様のために働いてくれていることに感謝の意を伝えて下さい。
別の機会の電話で、目標や問題については話し合う様にしましょう。
5,4とは別の機会の電話で、1月の売上目標についての話をしましょう。
経理担当者がはじき出した数字を強制するのではなく、店長が考える一ヶ月の売上目標とアイディアを聞いてみます。
目標を達成するための戦略の立案を手助けし、成功するための助言をすることがエリアマネージャー・リージョナルマネージャーの仕事です。
売上目標到達が難しい場合には、転換率目標に焦点を当ててみてください。
通常、売上や販売目標よりも、転換率目標に焦点を当てた方が、はるかに成功に近づくのです。
6,店舗と必ず、毎日一回はコミュニケーションを取ることを心がけて下さい。
販売と転換率(購買率)の目標がどの様に関連しているか、また、他店舗の状況はどうなのかを伝えましょう。
(データのダッシュボードがある場合、他店舗との比較が一目瞭然です。)
好成績が認められれば、成功をチームで祝い、共有しましょう。
前期からの後退がある場合は、それを学びの機会として受け入れ、次なる機会への糧としましょう。
もし、状況を良くするために最善を尽くすことができれば、必ずや状況は好転し、向上するものです。
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