小売店でデータを有効活用する4つのポイント
by Marie, on 2016/09/01 23:07:35
あなたのお店ではデータを有効活用できていますか?
すこし前にビッグデータという言葉が話題になりましたが、このデジタル時代、ありとあらゆる情報がデータとして可視化されています。
最近になって企業が気づき始めたのは、この膨大なデータをどう扱えばいいかということです。データアナリストという職業も登場してきたように、今求められていることは、データを集計・分析し経営に活かすこと、つまり「活用する」ことです。データを有効活用することで、さらに会社の収益をあげることができます。
同様に、小売店にとってもデータ活用は必須課題です。
今回は小売店でデータを有効活用するための4つのポイントを取りあげていきます。
1.KPIを知る
データ活用をする上で、まず必要なことは膨大な量のデータの中から、いくつかの指標に絞って分析をすることです。数ある指標のなかでも最も重要な、「KPI(重要業績評価指標)」が何であるかを知りましょう。
小売店の店舗分析に役立つKPIは以下の3つです。
来店客数・購買率・客単価
とりわけ、小売店の店舗運営では、「購買率」がキーポイントとなります。購買率は転換率やコンバージョンとも呼ばれています。ぜひチェックしてみてください。
2.目標値を設定
売上目標を達成するための小目標として、それぞれのKPIに目標値を設定しましょう。小売店に関して言えば、来店客数・購買率・客単価のそれぞれの指標に目標値を設定するということです。
そうすることで、店舗のKPIの実数値が、目標に対してどの程度達成されているかを確認したり、過去のデータと比較することが可能となります。
もし目標を達成していない場合は、それぞれのKPIの数値を上げるために、KPIに応じた改善のアクションを起こしていきます。
この、「目標設定→現状の分析→改善のためのアクション」というフローを踏むことで、店舗のパフォーマンスをさらに向上させることができます。
3.データのオンラインレポートサービスを使う
データ分析を行うには大量のデータのサンプルを収集し、整理する必要があります。エクセルに手入力して管理するのも手ですが、時間と手間がかかりますよね。
店舗分析に必要なKPIの推移を一目で見られるオンラインレポートサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
レポート画面はこんなかんじです。
あらゆるデバイスで見られるので、ネット環境さえあれば利用可能です。
オンラインレポートのいいところは、
・大量のデータを一括管理してくれる
・一目でデータの推移がわかる、過去データとの比較分析も容易にできる
・いつでもどこでもデータ分析ができる
といったところです。
データを有効活用している小売店はオンラインのレポートサービスをうまく活用しています。
ここからオンラインレポートのデモが見られます↓
4.分析結果を共有する
経営陣だけがデータを分析しているのでは意味がありません。店長もデータを活用し、店舗と本部で分析結果をシェアしていくことが大切です。
まずは、上に挙げた
1.KPIを知る
2.目標の設定
を、店舗レベルで実施していきましょう。
加えて、KPI分析の勉強会や店長会で報告するデータの統一化など、分析結果をシェアできる仕組み作りも必要です。
以上の4つのポイントをおさえて、ぜひあなたの店舗でもデータを活用してみてください。
使われずに眠っていたデータを有効活用することで、店舗の収益を最大化させましょう!
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