経営課題/リテールDX

実店舗を持つ強みとは?EC連携で成功した企業に共通するもの

アマゾンに対抗すべくオンライン強化を図った米ウォルマート。一方のアマゾンも実店舗経営に進出。実店舗を持つことが有利に働く、その強みとは?


 
米国に古くからある実店舗がAmazonの独走にストップをかけた2018年。

Government building in Washington, DC.
 

米ウォルマート、ターゲットなど実店舗型小売店の過去12カ月間の株式上昇率は、Walmart14.16%、Target12.73%に対し、Amazonは6.03%の伸びにとどまりました。
米ウォルマートでは、多くの報道機関が「期待はずれ」の売上高結果を案じる中、2018年オンライン成長でもアマゾンを圧倒し、小売業界で最も急成長している分野で、市場シェアを獲得しています。

大規模実店舗を持つウォルマートは、国内外での買収に数十億ドルを投じただけでなく、自社のWebサイトやオンラインショッピングにも十分な資金を投入し、アマゾンに対抗すべくオンライン小売部門の強化を図りました。
過去10年間、急成長するeコマース勢力を危惧し模索する中、2018年は転機の年となった様です。

特に生鮮食品においてその成功が著しく、オンラインで注文の後に近隣の店舗で商品を受け取る、というシステムの構築により時間と配送料を節約。
鮮度が重要で、配達のスピードが勝負となる
点で、実店舗網が既に存在することは強みであり、従来型の販売とオンラインでの販売を同時に行えるウォルマート、ターゲットなどの店舗を持つ業者に有利に働いている様です。
両社の売上高は、どちらの販売形態においても回復しており、オンラインと実店舗を上手く融合させた小売店業態を作り出したといえます。
 
 
注目したいのは、実店舗を持つ小売業においてもAmazonが出来るロジスティックスの差を縮められたということ

そして、今後さらに強みとなるのが、実店舗だからこそできることとして『手に触れ、視覚からも聴覚からも、五感を通して商品の魅力を伝えることが可能『実際に来店したからこその接点がそこにうまれること』という事が挙げられます。

だからこそ、お客様の要望に更に答えていくシステムづくりが未来の戦略として必要です。
 
来店客の店内行動の分析をして、何が求められているのかを追求し、顧客満足を更に高めていくことで、それが現実になります。
 
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