購買率とは

VMDで売上を増すための方策とは?

VMDは、店内まで入って来られたお客様との接点を、より強く太くするための強力な武器ともなります。購買率を上げる接客のタイミングを見はからうためにも、商品を触れる、また試せる「場」(溜り場、タッチポイント)の提供が必要なのです。


最近、VMDをテーマにした研修会に参加する機会がありました。

参加者の多くは若い女性で、店頭で販売に携わっている方が多かったのですが、中には、既にVMDを専業としてしている方も数名いらっしゃいました。
研修の講師の方は、元超有名ブランドで長期VMDのヘッドをされてこられた方で、研修の中身も大変濃いものでした。
VMDの概念は理解していたものの、多くの実践事例やワークショップを通して、より深く知る事ができたと思います。

店舗のVMDを効果測定する方法

VMD 売上向上

今回の研修を通して再確認したことは、VMDは、単に、売場を綺麗にディスプレイすることではなく、ブランドイメージの構築・維持・管理すること。そして、何よりも売上への貢献という命題を明確に背負っているということです。

つまり、VMDはマーケティング手法の1つであり、マーケットを理解して自社やブランドの立ち位置を理解して、誰向けへのメッセージなのか、何を打ち出すのか、社内での関連部署との整合性を常に維持していく事がとても重要と言えます。

とくにリアル店舗におけるVMDは、お客様に自店の存在に気づいていただき、そしてお客様にお店に入ったいただけるような仕掛けがとても重要となります。

VMDでつくる、お客様とのコミュニケーション

VMD マーケティング

当社は、お店の前を通行されるお客様の店前通行人数と入店者数をデータとして取得し、入店率をKPIとして可視化する仕組みを取扱っていますが、どうしたらより多くのお客様にご来店・入店いただけるのか?多くの試行錯誤の中から検証して、定量的な分析を繰り返していくことが必要だと感じています。

私の家の周りには多くショッピングモール、ショッピングセンターが乱立しています。
それらの商業施設を訪問する理由は、明確な理由がある時もありますが、必ずしもどこへ立ち寄るという明確な目的がない場合もあります。むしろ明確な目的がない場合の方が多いのではないでしょうか?

こういったお客様の足を止めさせて、しかも店舗の中へ誘因するためには、店舗の商品の魅力だけでは不足です。
店舗ファサードの視認性、入り口にあたる部分の通路幅の確保や、什器の高さなど、科学的に意識して置く事がとても重要です。

これらのセオリーはかなり一般化しているはずなのですが、意外にもショッピングセンターの通路から店舗の中がほとんど見通せない店舗がそれなりの割合で存在します。店舗前ディスプレー スペースの有無や、店舗ブランドのポジションにも寄りますが、基本的には初めて店舗前に来たお客様が店内に入るためには、何かしらのきっかけが必要です。
そのきっかけを作れるかどうかが一つのポイントだと思います。


Flow Channel


新規CTA

VMDは、店内まで入って来られたお客様との接点を、より強く太くするための強力な武器ともなります。

せっかく店内まで入っていただいたお客様に商品を御購入いただくための新たなきっかけがさらに必要です。
いわゆる購買率(買上率、購入率)を高める事で、お店にご入店いただいたお客様が、購買客となるわけです。

店頭ファサードの仕掛けで入店いただいたお客様に、さらなる仕掛けで実際に購買をつなげていく訳ですが、接客を伴う商品の場合、販売員からの声かけは、絶対に必要な事ながら、一方その声かけのタイミングを見定ることは難しいものです。
ご入店直後に、何をお探しですか?という声かけ(質問)を受けることもありますが、多くは、特に何かを探している訳ではないので、返答に困ります。

声かけのタイミングを見はからうためにも、商品を触れる、また試せる「場」(溜り場、タッチポイント)の提供が必要です。
これらの「場」でお客様が商品を手に取ったり、鏡で写してみたりしていた時がお客様に声かけするタイミングでもあります。
ただ商品をみて歩いている時は、きっかけとしては弱いですし、お客様としてもこの段階で話しかけられてもまだ何もリアクションできません。きっとうざったいと思われて、逆効果になってしまうでしょう。

具体的に商品を触って試せる、近くにいる知識豊富な店員に色々訊けるのがリアル店舗のいいところであり、ECとの大きな違いです。これら店内の、よく言われる、VP、IP、PPの流れもVMDの腕の見せどころです。VMDを戦略として成功させたなら、先ほども述べました様に、今度は多くの試行錯誤の中から検証して、定量的な分析を繰り返していくことが必要です。新規CTA

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