2016年が終わり、2017年になりました。
まだまだセールは続き、忙しい日々を過ごされていることかと思います。
今回は去年のアパレル・小売業界を振り返りながら課題を探り、改善策を考えていきます。
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2016年のアパレル・小売業界を振り返ってみると、
良いもの作り・百貨店からの顧客離れ
EC事業の伸び・店舗のオムニチャネル化へ
この二つが顕著に現れた年だったのではないでしょうか?
「良いものを作れば売れる」時代が終わり、安価でそこそこ良いもの、
デザイン性とトレンド性のあるものを選ぶ顧客層が増えました。
それはECやネットでのリサーチの活用が増えたことからも言えます。
自分の主観で良いと思うものを選び、購入が楽・すぐ手に入る商品が売れるようになってきています。
経済産業省が2016年に発表したEC化率ですがアパレル業界においては9.04%、ほぼ1割となってきました。
1兆3839億円(EC取引総額) / 15兆3086億円(全商取引総額)= 9.04%(EC化率)
これと同時にオムニチャネル化を活かして相互送客をし、商品をどんどん売っていきたいというところです。
一つはさらに「個人」に最適なサービス提供を行っていくことが重要な鍵となります。
というのも市場環境は消費者の変化により毎年、毎月変わり続けているからです。
少子高齢化、人口減少、消費者のネットによる情報収集能力の向上など目まぐるしい変化の中でお客様が何を望んでいるのかを私たちは汲み取っていかなければなりません。
実は売上を上げるにも”お客様を理解すること”がゴールへの一番の近道です。
→あなたのお店のお客様を分析してみませんか?
また、こういった状況下で店舗での売り上げを存続・上昇させるためには、
お客様の想像を越える接客力を持つ販売員が必要となります。
しかし深刻な問題の1つとして、業界の「人材不足」が挙げられます。
これは、"モチベーションの継続が出来ない"
"労働環境が悪い"ということが主な要因となっています。
これらを打破するためには、
"売れるお店作りと目標達成のプロセスを示すこと"
"労働環境を整え、生産性を上げること"
が必要となります。
これらの問題点を2つのポイントを踏まえて、どうすべきか考えていきましょう。
1. 在庫管理・売れる商品の展開
それぞれの店舗にあった商品展開・売り場作りを心がけることが重要です。
店長の意見を取り入れた店舗ごとの個別のVMD・MD、また十分な商品の確保で販売機会ロスを減らしましょう。
しかし、これらに時間を取り過ぎないように心掛けましょう。
スマホやパソコンとにらめっこをして、接客に時間を取れなくなり、最悪の場合はお客様に不信感を与えかねません。
マネジメント側が最適なスケジュール管理を心掛けることで、スマートな店舗運営へと改善することができます。
2. 売り上げ目標の明確化
どの店舗でも売上目標があり、日毎や月毎でその目標に向かって販売に励んでいることかと思います。
各スタッフがそれを意識し、その時間に自分が何をすべきか・何を売ればいいのかを把握して動けていますでしょうか?
ミーティングを行う際はスケジュール、売上を示すこと。
そのためにはどのぐらいの数のお客様が入店しているのか、スタッフの配置が適切なのか。
そして、その目標はどういった意図を持っているのかを今一度確認すべきです。
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目標は人を動かし、やる気を高めてくれる大事な要素です。
それらをきちんと伝え、スタッフが活躍できる売り場と機会を与えましょう!
2016年は様々なブランドや店舗が出店や撤退をした怒涛の1年となりました。
2017年、時代の変化とともに業界・ビジネスはさらに変わっていくでしょう。
目前にある売り上げももちろんとても大事です。それと同時に社員・スタッフをどう動かし、育てていくのか。
これから5年先・10年先を見据えた体制を整えていかなくてはならないでしょう。
そこには知識を持った優秀な人材・効率的なマネジメントが必要です。
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